【受講生デッサン添削】ピリカアートスクールを1年間受講してみて
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No.4422  人物  俳優  eHS

【添削回数】12回目

【制作時間】6時間(分)

【トレーニング内容】右脳トレーニングを実践 など

【描く力を身につける目的】イメージした絵が描けるようになりたいです。

【気をつけた事】これまでのアドバイス。

【質問】最後の添削となりました。最近やっと、鉛筆に少し慣れてきたかなって感じです。

添削は終わってしまいますが、これからも描いていきたいと思っています。

機会があったら、またよろしくお願いいたします。1年前、初めて私が描いた似顔絵(左側)、デッサン?も添付します。

【ピリカアートスクール】人物のデッサン 添削アドバイス

今回と同じ写真を見て描いたものです。

先生方の丁寧なアドバイスのおかげで、かなり上達したと、自己満足(笑)しています。

最後に、今後さらに上達できるヒントを教えていただけると幸いです。ありがとうございました。

【ピリカアートスクール】人物のデッサン 添削アドバイス

松原美那子
デッサン力を身につけるのに、一番の近道は、添削アドバイスを受ける事です。

ビジネスデッサン講座では、プロのデッサン講師による添削アドバイスを受けることができます。

添削アドバイスは、受講生の方同士がお互いに作品、添削アドバイスを共有し、モチベーションを高めあい、描く力を身につけて行く、上達への近道にして頂けたらと考えております。

人の作品を見ることももちろん勉強になりますが、自分の作品を添削されると、自分事として、見ることができるので一気に上達することができるようになります。

松原美那子
受講生から嬉しい感想を沢山いただいておりますが、その一部をご紹介いたします!
特に添削アドバイスを喜んでいただけていて、とても嬉しいです!

受講生
とても詳しく丁寧に添削していただいていると感じました。
自分では気づいていなかった点もアドバイスしていただき、とても勉強になったと思いました。
教材があることによって独学より、デッサンの勉強を継続しやすいと思いました。
動画などもあるので、とても分かりやすいです!

受講生
一人でやっているとなかなか何処をどうしたらよいか分からなかったが、 客観的なアドバイスをいただき参考になりました。

受講生
学校の授業は少なく本を買ってみたもののなにから練習すればよいのか、なにを意識すればよいのか具体的なことがわからなかったために受講しました。
実際に添削アドバイスを体験しましたがやっぱりなにをするのか教えてくれる。
それがすごくありがたいです。

では、ピリカアートスクール講師の添削アドバイスをご覧ください。

人物・添削いたしました  ピリカアートスクール矢野

こんにちは!

ピリカアートスクールの矢野と申します。

前回、eHSさんの金閣寺を添削させて頂きました。

以前のデッサンと比べると見違えるほど上達されましたね。ビックリしました!

こうして定期的に作品を見返してみると、レベルアップの過程がよく分かりますね。

是非この調子で枚数を増やしていってください。

そしてまた来年、作品を並べて比較しましょう。

今回描けなかったところが、来年には描けるようになっているかもしれませんよ。

こういった目に見える変化は、モチベーションUPにもなりますし、楽しみですね!^^

今回は人物画にチャレンジして頂きました。

男性の顔の特徴や雰囲気をよく捉えていらっしゃいますね。

全体的にとても丁寧にデッサンされていて、鉛筆の使い方やトーンの乗せ方も綺麗だと思います。

【制作時間】6時間でこれだけ描ければ、今の段階では十分だと思いますよ。

コメントに『今後さらに上達できるヒントを教えて』とありましたが、今はデッサン力が順調に磨かれているときです。

毎日少しの時間でも構いませんので、描き続けることが大切だと思います。

ただ、作品を増やすためには根気がいりますし、努力しなければいけないので上達する前に断念してしまう人が多いですね。

これはとても勿体ないことです。

コツコツと継続できるように、ご自分で課題を決めて取り組むと良いかもしれません。

「今回は線を使わずに描いてみよう」「夏までにクロッキー帳を1冊使い切ろう」など、簡単な目標を立てて手を動かしましょう。

きっと1年後には何かしら身につくものがあるはずです。

この調子で続けていって下さいね^^

ムーブメントについて

今回の添削では主に「ムーブメント(動き)」と「立体感」の表現について見ていきましょう。

人体を描くときには、基本的な構造や人間の動きを把握する必要があります。

この基本を学んでおけば、リアルな人物のイメージに近付けることができます。

eHSさんのデッサンを拝見すると、全体の形はよく測れていらっしゃいますが、まだ少し動きが硬い印象です。

モチーフはゆるく腕を組んでいるため、このポーズを違和感なく表現する必要があります。

まず最初にしなければいけない事は、モデルさんの頭→首→肩につながる全体のムーブメントを観察しましょう。

特にクロッキーのように素早く描くときはとても大事な見方ですので、描く際には意識してみてください。

資料2で正しい輪郭線(赤色)を作品に重ねてみました。

【ピリカアートスクール】人物のデッサン 添削アドバイス

首のあたりをご覧ください。

モデルさんの首は右側に傾き、そのつながりで左右の肩に高低差が出ていますね。

この首の付き方が少しだけ不自然に見えます。

実際の首は鎖骨のあたりまで円柱のような立体感がありますので、そこを描き込みましょう。

奥にある部位(肩)と、手前にある部位(首)の位置関係も意識してみて下さい。

画面がなんとなく表面的に見えてしまうのは、首を立体的に描くことで改善されると思います。

目や眉の描写は大変良いですね^^

1つ1つのパーツはとても丁寧に描かれているので、あとは目と鼻、鼻と唇…というようにパーツ同士のサイズを比較しましょう。

全体と部分を常に見比べる癖をつけると、今以上にバランスが取れてモチーフに似てきますよ!

立体感について

次に立体感について見ていきます。

eHSさんのデッサンはトーンの乗せ方が美しくて絵としては素晴らしいと思います。

デッサンとしては、もう少し立体感が加わると更に写実的な作品になるはずです。

トーンを乗せるときは「面」を意識して下さい。すべての立体は面の集合体です。

今回のモチーフでいえば、頭部はタマゴ型、鼻は三角柱、首や腕は円柱、胴体は四角柱のような形として捉えることができます。

このような見方をして頂くと立体感が把握できてボリュームが出てくると思います!

この「面」の観察が不足したまま表面的な影を追いかけると、立体感が曖昧になり、奥行きが伝わりにくくなります。

例えば顔を描く場合、顔の正面→側面といった「面」の変化をよく見るようにして下さいね。

それと顔の左右にもう少しトーンの差があると良いと思います。

向かって左反面の陰影を目立たせると、より立体的になってくると思います。

参考までに資料3でトーンを色分けしてみました。

【ピリカアートスクール】人物のデッサン 添削アドバイス

ハイライト→ハーフトーン→濃いトーンの3段階に分けてあります。

作品では明暗の描き分けは意識しているように感じるのですが、このトーンの位置がバラバラに見えますので、モチーフをよく見て大きなトーンの流れを表現でいるよう、もう一度確認してみましょう。

もっと、全体に統一感が出せるはずですし、より自然なリアリティのある仕上がりになると思います。

同じように髪の毛を描くときも、なるべく毛の1本1本に気を取られないことが大切です。

髪の下にある、頭部の大きなふっくらとしたボリューム感を優先して表現してみてください。

例えば、頭部も顔と同じで正面、側面があります。

光と影をよく観察しながら、面を意識した鉛筆のタッチを加えてみてください。

濃さを比較して調整してみましょう

それから、全体から見ると髪色がグレーに見えますね。もう少し髪色が濃くても良いかもしれません。

服の色の濃さと比較して、調整してみて下さい。

服の部分はシワやヒダが大変細かく描かれていて良いですね。

作品のクオリティが高く見えます!

ただ、服を描く際に注意して頂きたいのは、服の下にある体の立体感です。

あくまでも体の上に服を着ているわけですから、服のシワは体の動きによって出来ます。凹凸や明暗(光の方向)などをヒントに、人体の立体構造を探ってみてくださいね。

たくさんお伝えしましたが、全体の表現は非常に良いと思います。

更に上達するために加筆例を参考にしてくださいませ。

【ピリカアートスクール】人物のデッサン 添削アドバイス

次回作は立体的な見方を頭に入れてトライしてみると良いのではないでしょうか。

それから、いろいろな画家の人物の鉛筆デッサンを参考にして下さいね。

自分が疑問に思う表現を、どのように鉛筆で表現しているのか観察すると勉強になりますよ。

1年間で、だいぶ観察力もついたと思いますので、画集を見ても興味の持ち方が違うかも知れませんよ。

これからもこの調子で描き続けてくださいね^^

また作品も拝見できる機会があれば嬉しいです。

松原美那子
添削アドバイスの続きは、受講生サイトでご覧いただけます。
あなたの作品を拝見させていただくのを楽しみにしています!

どんどん上達している受講生の声はこちらをご覧くださいませ。

添削アドバイスを受けるとなぜ一気に上達できるのか?

その理由は、こちらの記事をご覧くださいませ。

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