スケッチやデッサンをするには、どんなモチーフを選ぶのかも上達に関わる大事なポイントです
友だち追加
スポンサーリンク

「モチーフなんて、なんでもいいんじゃない?」って思っていませんか?

 

しかしながら、やはり描き比べてみると、「描きやすい」「描きにくい」があるんです。

 

こんなモチーフ描きたいな〜と思って、いざ描いてみたところ、「こんな面倒なモチーフやめれば良かった〜」とか、「難しすぎた〜」といって、挫折したことありませんか??(^^;

 

デッサンを描いたことのある方であれば、誰しも一度は経験があるはずです!

 

しかし、これ、単に「描く技術が足りないからだ〜」と諦め無いでくださいね。

 

モチーフ選びのコツをちょっと知っておくだけでも、だいぶ描きやすくなると思いますよ。

 

私自身も、上手く描けずに苦戦した経験を繰り返したり、受講生の方々が提出される作品を拝見する中で、「描きやすい」と言えるモチーフのセオリーが分かるようになりました。

 

今回は、そんな経験から得たモチーフ選びのポイントを幾つかお伝えさせていただきます。

 

まず、1つ目には、「背景が白色」であること。

 

当たり前といえば当たり前なのですが、が絶対的に描きやすいです!

 

これは、色があるとよく無いのか?ということになりそうですが、それ以前に、後ろにモノがごちゃごちゃ置いてある状況で、モチーフが置かれているケースが結構あるということです。

 

何故、白色が良いのかと言うと、白い紙に描くからです。

 

モチーフの周りの空間がどのように見えるのか?それを判断しやすいからなのです。

 

モチーフと背景の境目「アウトライン」や「稜線」と言ったりしますが、この部分の強弱の付け方によって、モチーフの立体感を自然な状態で表現できるかどうかに違いが出てきます。

 

例えば、背景が黒色の場合、白色の紙にモチーフを描くのであれば、モチーフに影響する周りからの色の関係性を考慮する必要が出てきます。

 

この時、背景にいろいろな色があると、更に考慮すべきことが増えて来るのです。

 

因みに、ガラス瓶やコップなど透明なモチーフを描く時には、映り込みがダイレクトに影響してくるので、特に注意が必要です。

 

背景が白いところ(紙)に描いているのに、瓶の中の映り込みがバッチリ描いてあるというケースも、結構多いです。

 

「実際にはそう見えていた」というのは分かるのですが、絵だけを見た人には「この映り込み何だ??」と、不自然な状況になっているということが伝わりますでしょうか?

 

ですので、背景の処理方法や、変換作業に慣れないうちは、白色の背景を選ぶようにしてみてください。

 

それだけで、かなり描きやすくなるはずです。

 

2つ目は、「描きたいモチーフを絞る」。

言い換えると「主役を決める」ということです。

 

「あれもこれも描きたい!」その気持ちはとってもよく分かるのですが、モチーフは、1つの時と、2つの時では、急に見方が変わるのです。

 

何故なら、2つになった時点で考えることが増えるからです。

例えば、構図を考えます。

 

2つを横に並べるのか。それとも縦にずらして置くのか。

 

間隔はどのくらい開ければ良いのか?

 

一つは向きを変えてみようか?

 

なんなら、倒してみようか?

 

手前と奥とで並べるのなら、同じテーブルの上に乗っているように描かなくてはなりません。

 

また、遠近法も少しは知っておくと表現の幅が広がりますね。

 

遠近法には、線遠近法と空気遠近法があって、ちょっぴり取り入れると、リアリティのある仕上がりになります。

 

それから、3つ目は「光の方向を絞る」です。

 

「立体感が出せないんです〜」という方の多くは、明暗の違いを描き分けできていないというケースが多々あります。

 

慣れないうちは、分かっているつもりでも、描いているうちに明暗の違いを見失ってしまうことが良くあります。

 

後は、そもそも光の方向を観察し忘れて、描き始めてしまったーというケース。

 

「そんなの基本でしょ〜」と思われるかも知れませんが、

 

良くあるミスです。

 

では、何故こうなるか?というと、「モチーフ自体の明暗がわかりにくい」という場合が多いのです。

 

明確に、はっきり見えていれば、忘れることも減るのでしょうが、モチーフとして撮影された写真画像は案外少ないのです。

 

また日常の風景の中からモチーフを切り取ってくると、自然光・蛍光灯の光・スポットライト、などいろいろな角度から、場合によっては複数の光が当たっていることがほとんどです。

 

更には、人物モデルさんを撮影している写真などは、顔に影がつかないように、敢えて光を当てて影を飛ばしているということも多いです。
すると、陰影が無いのです!

 

これでは、ますます難易度UPです(汗)

そんなこんなで、モチーフ選びは結構重要なんです!

 

モチーフ選びで、絵が決まるとも言えるのです。

是非、描く前に、皆さんチェックしてみてくださいねー♪(^ ^)

 

先日、お友達のカメラマンさんに来ていただき、モチーフ撮影をしました。

普通の「ブツ取り」と言われるものとも、ちょっと勝手が違うので、一緒に試行錯誤しながら撮影し「楽しかった〜」と言っていただきました~!

友だち追加
ピリカアートスクール
スポンサーリンク
1日10分でデッサン力を身につけるビジネスデッサン&スケッチ術
まったくの初心者からプロの漫画家まで受講している
感動するほど丁寧な添削アドバイスだから確実に上達する!
ビジネスデッサン

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事