ピリカアートスクールでは、毎週オンラインでグループデッサン会を開催しています。描き始める前に“モチーフの見方”を丁寧に解説する時間があり、藤田先生の説明がとても好評です。これからデッサンを始めたい方にも役立つ内容なので、ぜひ参考にしてくださいね。
今回扱うモチーフは 「目元」。
滑らかな球体である眼球と、複雑に起伏するまぶたの立体。その組み合わせはとても奥深く、観察力を高める練習に最適です。丸みと平面、光を受ける部分と影が落ちる部分――その対比を意識しながら、じっくり観察してみましょう。
◆ 今回取り上げるモチーフ:「目元」
顔の中でも、もっとも印象を左右するパーツが“目”。
少しのズレやニュアンスで感情まで変わって見える、繊細なテーマです。
だからこそ今回は、
「なんとなく描く」から一歩進んで、「構造を理解して描く」
という姿勢で取り組んでいきます。
まつ毛、まぶた、眼球、光の反射……
細部をしっかり観察すると、驚くほど情報が詰まっています。
◆ 目を“球体”として捉える
目を描くときに大事なのは、輪郭を線で追うことではなく
**「球体+まぶたの立体」**としてイメージすること。
✅眼球は丸い
✅その上に、まぶたという“布のような面”がかぶさる
✅光の当たり方は面の向きで変わる
こう考えるだけで、影の入り方が自然になり、リアルな印象へと近づきます。
同じ顔の中でも、左右の目の見え方は必ず違います。
角度・光・まぶたの形……一つ一つが微妙にズレるため、
**「左右は同じに描かない」**ことが大切なポイントです。
◆ 観察のポイント
● 白目
完全な白ではなく、光の位置や角度によって明暗があります。
“白い部分にも影が存在する”と考えて観察しましょう。
● 黒目(虹彩)
黒一色にせず、わずかなグラデーションを感じて。
小さなハイライトが入ると、驚くほど生命感が生まれます。
● まぶた
目の周囲を囲む立体的な丘。
まぶたが落とす影を丁寧に描くと、奥行きのある目になります。
また、左右の “目頭と目尻の高さや距離” を比較する習慣をつけると、
向きのズレにすぐ気づけるようになります。
これは観察力を育てる最良のトレーニングです。
◆ 仕上げのヒント
✅まつ毛は“線の集合”ではなく、“束の流れ”として捉える
✅生えている方向・まとまり方をよく観察する
✅ハイライトを入れると、視線と感情の存在感がぐっと増す
さらに、目の上下だけでなく、
鼻筋・頬のボリュームとのつながりを意識すると、
顔全体の立体の中に「目」が自然に溶け込みます。
◆ まとめ
“目”は小さなパーツですが、形・構造・光・感情……さまざまな情報が集まる奥深いモチーフです。
最初は難しく感じても、
「線でなく面で考える」
ことを意識するだけで、描ける感触が変わっていきます。
観察するほど、新しい発見があり、描くたびに“見る力”が確実に育っていくはずです。
今回のテーマ「目の描き方」は、あなたのデッサンに大きな変化をもたらす入り口になります🎨✨
動画解説も公開中です。
描き始める前に、ぜひチェックしてみてください🎥
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