光と影を描く!逆さ電球で学ぶ立体表現のコツ!ガラスの質感と形を学ぶ!デッサン会レポート

ピリカアートスクールで開催されたオンライングループデッサン会、今回のテーマは「逆さまの電球」をモチーフにした描写練習が行われました。透明感、左右対称の形、光の反射――そんな複雑な要素を描く力がぐっと磨かれる、濃密な学びの時間となりました。

今回のテーマ:逆さまの電球を描く

今回のモチーフは、描くのが難しいとされる透明な電球。それをあえて”逆さま”にすることで、形のバランスや光の入り方をより意識的に観察することが求められました。

講師・藤田先生が、以下のようなポイントを中心に丁寧に解説してくださいました。

  • センターラインを基準に左右対称に形をとる練習
  • グレースケールを使って明暗を描き分ける方法
  • ハイライトと影の位置を正確に捉えるコツ
  • 鉛筆の硬さや筆圧を変えて質感を表現するテクニック

技術的なアドバイスが満載!

授業の中では、以下のような実践的なアドバイスも飛び交いました。

  • 鉛筆は長めに削っておき、線の自由度を高める
  • 固形消しゴムや練り消しを使い分け、光沢を強調する
  • 描いた絵を立てて見ることで形の歪みに気づく
  • 仕上げの前には”巨匠タイム”(いったん手を止めて全体を見直す)を取り入れる

また、参加者の作品が随時画面共有され、松原先生と藤田先生が個別にフィードバック。 球体の丸みや、電球下部のふくらみの始点を見直すなど、細かな点にも目を配って指導が行われました。

光を描く=観察力を磨く

ガラスや金属のような反射素材を描くときに必要なのは、「光と影の観察力」。今回のテーマである電球はまさにその訓練にぴったりでした。

  • 影をしっかり描くことで、ハイライトが際立つ
  • 透明な質感を出すには、あえて“抜け”の部分を残す
  • 描き込むほど、立体の存在感が増していく

参加者からは、「難しかったけど、描けば描くほど面白くなってきた!」という声もあり、描写力の向上を実感できる時間となりました。

次回に向けたステップ

  • 電球の描写を自宅でも練習し、グループページにアップロード
  • 鉛筆の硬さや紙の質感を変えて、さまざまなアプローチを試す
  • 花粉症対策も忘れずに!(植物園でのスケッチ会を予定)
  • 次回のモチーフ「バラ」に向けた準備を始める

ピリカアートスクールのオンラインデッサン会とは?

ピリカアートスクールでは、毎週日曜夜にオンラインでデッサン会を開催中。

短時間クロッキーからじっくり描き込む写実デッサンまで、幅広いカリキュラムで構成されています。

初心者の方も大歓迎!講師の丁寧な解説と個別アドバイスで、「描くって楽しい!」がきっと見つかるはずです。

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