この短時間トレーニングは、1日10分間程度で良いので、毎日続けることで、楽しく、確実に上達することができる方法なので、ぜひ、やってみてください。
お笑い芸人 納言の薄幸さんにも実践していただきました
林先生のテレビ番組 「初耳学の2週間でどこまで上達するか?」というコーナーで、やさぐれキャラで有名な納言の薄幸さんにも挑戦していただきました。
この記事の目次
10日間であっという間に上達する右脳トレーニング法
(1)初日~3日間のトレーニング~右脳を使って30秒で描きまくる!~
30秒ドローイングで、描くことを習慣づけ、描く経験を沢山積みましょう♪
ここでは、基本の形を中心にデッサンの練習として描きやすいモチーフを選んでいますので、繰り返し練習すると段々と描く感覚が身に付いてきます。
また、30秒ドローイングアプリのモチーフ以外にも、身の回りに面白そうなものはいっぱいあります!
例えば、カフェで、目にしたティーカップ、ケーキ、サンドイッチ、少しづつ置く角度を変化させたり、一口かじったところを描いても面白いです♪
また、公園のベンチで休んでいる時、目の前にある木や草花、ベンチ、ブランコ、すべり台。
時には、電車の中でも。恥ずかしくって下を向きながら「前の人の靴ばかりを描きました。」
なんていう方もいらっしゃいました。
確かに、目の前の人をじろじろ観察して、いきなり描くのは勇気がいると思うので、そんな時には、ちょっと遠くに座っている人。扉のところに寄りかかって立っている人。などが、描きやすいかも知れませんね!^^
他にも、テレビを見ながら、出てくる人の顔を描いたり、雑誌を見ながらモデルさんを描きました、などなど・・・こんな風にモチーフはどこにでもあるのです!
空き時間を利用して、30秒ドローイングを行ってみて下さいね。
モノを見る。そして描く。これを習慣付けましょう♪
初心者の方ほど、「描く」ということへのハードルが下がり、気軽に描けるようになっていきます。
「継続は力なり」できるペースで構いませんので、少しずつ描く経験を積んでいきましょう!
(2)4~6日目のトレーニング~左脳も使って描きまくる!~
3分間だと、なぜ、左脳を使うことになるのかは、LINEの下のメニューの3分間トレーニングの解説をご覧くださいね。
最初の2日間は右脳中心のトレーニングでしたが、いよいよ左脳も使い始めて行きましょう。
まずは、教材のモチーフ集を順番に描いてみましょう。
丸いもの、四角いもの、イラスト、人など、今まで描いた事がないようなモチーフを描くことによって、「描きやすいもの」、「描きにくいもの」、「描いて楽しいもの」、「苦手なもの」など、あなたの描く時の長所と短所を、知る事が出来ると思います。
「四角いものは苦手なんだな~」
「丸い有機物は上手く描けるな~」
「風景は全然描けないなぁ~」
「人物は、どこから描くかも分からない。。」
などなど、現時点での描く力を確認してみてください。
初心者の方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
(3)7~8日目のトレーニング~右脳と左脳を意識しながら描いてみる!~
今まで、描こうと思ったことのないようなモチーフもあったのではないでしょうか?
そして次は、あなたが描いてみたモノの中で、「描きやすいジャンル」、「描いて楽しいジャンル」を中心に3分間トレーニングを行いましょう。
そして、まずは描く事を楽しんで頂くためにも、描きやすい、上手く描けたモチーフを中心に30秒ドローイング、3分間ドローイングを繰り返し練習してみてください。
同じジャンルのモチーフを多く練習することで、30秒ドローイングでは、「見ること」と「描くこと」に集中して右脳活性化しながら描く経験を積み、3分間ドローイングでは、「特徴をつかむ」「特徴を表現する」など、少し考えながら左脳を使った表現力を磨きます。
30秒ドローイングでは、「描き切る事」を、もう少し時間がある、3分間ドローイングでは、表現するポイントをいろいろと試してみると良いですね。
例えば・・・「今回は影をしっかり描いてみよう!」、「ボコボコした感じを表現してみよう」「光を表現してみよう」などなど、こんな感じで、何を描きたいか?を探しながら、もう一歩そのモチーフらしさに踏み込んで、いろいろと試してみて下さい。
(4)9~10日目のトレーニング~時間を伸ばして、じっくり描いてみる!~
8日の間、毎日手を動かして描いていると、描くことにも大分慣れてきたのではないでしょうか。
短時間トレーニングを行うことで「描く力」と同時に「見る力」が少しずつ身についていきます。
基本的に、描き方は同じなので、この繰り返しによって、描く力が身について行き、いろいろなものが描けるようになっていきます。
「風景が描けるようになりたいから、バナナは描かなくてもいいや~」
「人物が描けるようになりたいから、バナナは描かなくてもいいや~」
ですが、バナナを描く時に身に付けた、表現力や考え方が、風景や人物を描く時にも生かされるのです。ぜひ、気になるものを中心に、いろいろなモチーフを描いてみていただけたらと思います。
更に「これもうちょっと描いてみたいな」と思うモチーフについては、1つの作品に10分、20分、というように、納得が行くまで描いてみるのもおすすめです。「じっくり描き切る」という練習も効果的なので、徐々に取り入れてみてください。
(5)描き上げた作品を見直して、気付きを得ましょう!
短時間だからこそ、気軽に描き続けることができたと思います。
参考までに、短時間右脳トレーニングから実践されて、上達された受講生の作品をご紹介いたします。
Sさんは、長年お勤めしてきた会社を定年退職され、ふと「絵を描いてみたいな」とうところからスタートしましたが、それまでの人生で絵を描いたことは全くなかったそうです。
はじめは鉛筆にも慣れないところから始め、短時間トレーニングはもちろん、オンライングループデッサン会、チャレンジデッサンに参加して、描き続ける環境を整えて、練習されたことにより、メキメキと上達しています。
今は、絵を描くことが楽しくて、生きがいになったとおっしゃっています。これからは、水彩画も練習して、夢は展覧会を開くことを目標にしています^^
Sさんの作品
Hさんの作品
そして、左側のトマトのデッサンは、お手本の描き方動画をみて描いたそうですが、初回と思えないほど上手で驚きました。
よく見てみると、まだ、まだ、細かいところを見る力と描く力が足りていなかったのですが、それから4か月には、お手本動画を見なくても、右側のリンゴが描けるようになりました。
初めのお手本を見ながら描いたトマトも、丁寧に上手に描けているのですが、右側のリンゴのデッサンは、お手本なしでここまでの完成度で描けています。素晴らしいですね。^^
Hさんからは、練習開始後に以下の感想をいただいております。
毎日、30秒ドローイングと、3分ドローイングを各10分ずつしています。
全くデッサンなどできなかったのに、それだけでも形をとれるようになってきました。初心者には例えば、りんご一つ描くのにもどこからどうやって描き始めるのかさえさっぱりわからないのですが、30秒とかだとそんなこと考えてる暇もないので、とにかく描いています。
それを続けているから形がとれるようになってきたのだと思います。
その他にも短時間ドローイングトレーニングを実践された方の感想をご覧下さい
だんだん目標達成の方に向かっていけたのは良かったです!
5分ドローイングは結局、形を取るので精一杯でした。 10分ドローイングで描いた、バスケの選手は、自分のなかでは動きを感じとれた感覚があってよかったなと思いました。5分ドローイングで少し慣れたおかげかもしれません。自分なりに、勢いのある線を引いてみたりもしてみました。 欲を言えばもっと迫力や躍動感のようなものや、体のねじれが表現できればよかったなと思います。でも、だんだん目標達成の方に向かっていけたのは良かったと思います。
初日と今描いたものを比べると明らかに違います!
30秒ドローイングを実践していますが、少しずつでも描けるようになっていくのがすごく楽しいです。初日と今描いたものを比べると明らかに違います。テキストにあることを実践すれば、本当に自分の思い描くままをできるのではないかと思いました。
毎日こんなに絵を描かなかっただろうと思います!
3分間と30秒のドローイングは毎日していますが、この教材をしなければ、毎日こんなに絵を描かなかっただろうと思います。
資料も色々なものが沢山あるので、とても楽しいです。
前に比べ少し見える感覚?が養われている感じがします!
毎朝5分程度の30秒ドローイングしか出来ていませんが、物の輪郭だったり、服のシワなど、今までイメージしにくかった事が、前に比べ少し見える感覚?が養われている感じがします。
楽しく描くことができるようになりました!
30秒ドローイング、3分ドローイングをやっているが、「描く」という行為に慣れてきたような気がする。 うまく描こうという気持ちに捕らわれず、楽しく描くことができるようになった。
短時間右脳トレーニングだけやっても上達できません!
いえいえ・・・そうではなくて・・・
短時間右脳トレーニングを行い、気付きを得ることで上達するきっかけをつかむことができるのです。
ただ、何も考えずに、30秒、3分のドローイングをやっても、あまり意味がないのです。
大事なことは、短時間で描いた場合でも、何かしら小さな気付きを得ていただきたいのです。
「全体の形はうまくとれているのに、ここの表現は今ひとつだったな~」
「直線はうまく描けるけど、曲線は苦手なんだな~」
「めっちゃうまく描けた!!でも、もっとココを描けば、更によくなったな~」
その気付きを、次回の作品に生かしてみてほしいのです。
デッサン力を身につけるためには、この「自分の絵を客観的に判断する力」を身につけることがとっても大事なんです!
ぜひ、描き上げた沢山のドローイングを絵を見直してみてくださいね。
ここから先は、あなた次第
10日間、描き続けてみて、何か気付きがあった方は、ぜひ、短時間右脳トレーニングを続けながら、その他のトレーニングも取り入れてみてください。
逆に何も気づきがなかった、まったく効果を感じなかったという方は、残念ながら、短時間右脳トレーニングが合わなかったかもしれません。
実は、このトレーニング方法は、合う人と合わない人がいます。それは「何が、合う・合わない、なのか?」というと「タイミング」です。
ある程度描ける人や、描き方の手癖がついている人などは、何度繰り返してもあまり変化が感じられない。。という場合があります。
その場合は、別のトレーニング方法を試してみましょう。
もしかすると、みんなで一緒に絵を描くデッサンの学校の「オンライングループデッサン会」などの方がモチベーションもあがり、上達できるかもしれません。
「添削掲示板」を通して他の人の作品を見ることからも言えるのですが、同じモチーフを他の人がどうやって描くのか?を見ると、新しい気づきがあるのです。
他にも、理論を学びじっくりと「観察力」や「描写力」を身につけるような描き方を強化する方が良いのかも知れません。
要するにそれは、その人が「今のタイミング」に「何が必要なのか?」という判断です。
デッサン力は誰でも身につけることができますが、多くの方にとって「描き続けることができる環境」と「自分の絵を客観的に判断する力」が必要だと考えています。
ある程度泳げる人がもっと速く泳げるようになりたいと思って、泳ぎ方の書籍を読んでも、動画を見ても、ある一定レベル以上に行くことは難しいでしょう。
それは、自分の泳ぎを客観的に見て、どこをどうすればいいのか判断できないからです。
ここを自分で判断し、解決できる人は、そもそも誰かに習う必要はありません。
誰かに習おうとも思わないかも知れませんね(笑)
これをデッサンに置き換えて考えてみると、今の自分の絵は、何が良くて、何が悪くて、どこをどうすればよくなるのか?
「今の自分の絵には何が足りなくて、何が必要なのか?」
多くの方は、ここがわからなくて、一番知りたいのではないでしょうか。
自分の絵に足りないものがわかれば、一気にデッサン力をあげることができるようになるということです。
ある程度描ける人であれば、このポイントだけが分かれば一気に壁を突破できるでしょう。
詳しくは、こちらの記事に書いているので、ご覧ください。
デッサン力を身につけるためには、目標設定がとても大切です。
デッサン学ぶならおススメの漫画「ブルーピリオド」
絵を描くことの楽しさに目覚めた主人公を中心に、美術大学受験予備校や入学試験での苦悩、東京藝術大学としての学生として美術を学んでいく姿を描いた漫画です。
とっても面白いのでお勧めです。
ブルーピリオドのワンシーンにデッサンについての解説があるのですが、まさに、この通りだと思います。
描ける技術を身につけた先に、もっと自由な表現の世界がある
「デッサン力を身に付けたい」という方は、それぞれの分野で、ご自身のアイディアやイメージを表現されることが最終的な目標なのだと思います。
そのためにも「まずは基礎力を身につけたい」といいう方がとても多いです。そこで、まずはいろいろな物を描きながら、「描き方の型」を身につけることが大事です。
この「描き方の型」が理解できると、あとは応用していくことで、どんなものでも描けるようになります。
ですから、「りんごやバナナなんて描きたくない!」って思うかも知れませんが、
描ける技術を身に付けた先に、もっと自由な世界があるのです。
まだ見ぬ、自分の表現の世界を見るべく、基礎となるデッサン力を身に付けていただけたらと思っております。
私の回答はこちらです。参考にしていただければと思います。