描きたい絵が描けるようになる目標設定
目標設定が大事だという話は、会社、学校、テレビ、書籍など、どこかで一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?
デッサン力を身につけるためにも、この「目標設定」をした方が、効率よく身につけられるということは、実はあまり知られていません。
絵の勉強をされている方で、明確に目標設定をされている方を、ほとんど見たことがありません。
この記事の目次
では、目標設定をすることの大切さについて、また、どんな風に目標設定をすると良いのか?という、具体例をあげてみたいと思います。
例えば、次のような目標については、どう思いますか?
「大きくなったらサッカー選手になりたい!」
ワールドカップの影響もあり、今、子供たちにはサッカーが大人気なようです。
そのため、ここ最近は、プロのサッカー選手になりたい!という子供が増えているそうです。
サッカー選手とは言っても、アマチュア、プロのJリーグ、海外で活躍するサッカー選手・・・どのレベルを目指すのか、よくわかりませんね。
この目標をもっと明確にしてみましょう。
「ヨーロッパリーグでプロのサッカー選手になって、ワールドカップに10番で出場して得点を決めたい。」
いかがでしょうか?
数字、場所などが加わるだけで、より明確に将来サッカー選手として活躍する姿がイメージできるようになったと感じませんか?
そして、このように明確に目標が設定されることによって、いつまでに、どのくらい練習をして、どうなっていなければならないのかが、明確になりますね。
Wカップで有名になって、ぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。そしてレギュラーになって10番で活躍します。
小学生ながら、ここまで具体的に描かれているとは、驚かされます・・・
次に、英語の上達方法を例にとって考えてみましょう。
英語を習得するには約3000時間かかるとも言われていますが、
- TOEICで○○点UPさせるには、どんな勉強をすれば良いのか?
- 2ヶ月後に海外旅行に行くから、それまでに日常会話は覚えたい
- 3ヶ月後に会社のプレゼンテーションを英語でしなくてはならない。
このように、目的やレベルによって、必要な時間が変わってきます。
デッサンの上達にも目標設定が必要です
何とな〜く「絵が上手くなりたいな」という、漠然とした目標を持っていたとしても、上手くなるイメージって湧きますか?
それよりも、もっと明確にイメージできるようにしてみますね。
「デッサンがスラスラと描けるようになって、水彩画、油絵などの絵にも挑戦できるようになる!」
「見たものを短時間で描けるようになって、将来、旅行をしながら、日本の風景をスケッチして周る!」
さらに・・・
「デッサン力を身につけたことによって、自分の思い描いた絵が描けるようになり、コンクールに応募して、入選した!」
「デッサン力を身につけたことによって、どんなイラストでも思い描いた通りに描けるようになった。作品をネットに投稿したところ、大人気になって、イラストの仕事のオファーがきた!」
「デッサン力を身につけたことによって、漫画の画力も上がり、アシスタントの中でも話題になり、超有名先生からの指名でアシスタントになった! その後、漫画デビューも決まった!」
かなり具体的に描けるようになるイメージが湧きませんか?
では、あなたが目標としている絵が描けるようになるためにデッサンの目標設定の立て方をお伝えしますね。
(1)実現可能な目標であること
絵が苦手で、ほとんど描いたこともないのに、1年後には●●さんみたいな絵が描けるようになりたい!
どれくらい頑張れるのかによって、もちろん可能性は無いわけではありませんが、自分自身の心の中で、「本当は、こんなのは叶うわけないよな~」と思ってしまっているような現不可能な夢だとしたら、意味がありません。
あくまでも、現時点を基準に目標を立てましょう。
そして、その目標が絶対に描けるようになるぞ!というモチベーションになるかどうか?も、大切なポイントです。
(2)いつまでに描けるようになりたいのか?
抽象的な表現で、「いつか」「将来」などの曖昧な設定は避けましょう。
「3か月後」「6か月後」「1年後」といった具体的な期限設定をしたほうが良いですね。
また、明確であっても、長すぎる時期設定もよくありません。
例えば、「3か月後に5キロ体重を落とす」という目標であれば、いますぐ、何かをしようという行動につながる設定です。
しかし、「5年後に5キロ体重を落とす!」という目標の場合どうでしょうか?
5年後だから、明日からでいいか・・・明日になっても、来週から頑張ろう~と、先延ばしにしてしまうのです。
モチベーションを考えても、5年後、10年後といった長い期間よりは、まずは1年以内などが適切な設定だと思います。
(3)なぜ?描けるようになりたいのか?
これもとても大切な目標設定の軸ですね。
「美大に合格する」「プロの漫画家になる」など、明確な目標設定がある方の場合、その目標に向けて、しっかりと行動を起こされる方が多いですね。
趣味なので、そこまで明確な目標がない場合はどうすればいいですか?
趣味だからといって、漠然とした目標にしてしまうと、結局、上達することが難しくなってしまうんです。
理由としては、モチベーションが続かないことが多いですね。
趣味であったとしても、お金を払ってデッサンを学びたいと思ったからには、何かしら理由があるはずです。
その理由について、自分の心とじっくりと対話してみるとよいですね。
目標設定とか・・・苦手です
でも・・・目標設定って苦手なんです・・・
特に私のように右脳優位の方は、スケジュール通りに行動するということが苦手だと思います。
でも、だからこそ、ここで頑張ってチャレンジしてみて欲しいのです!
その方のご職業は、美容師さんで、なぜ、うまくなりたいのかというと、「メイクの技術を向上させたい」とのことでした。
「絵のスキルを身につけて、センスアップしたい!」という意欲もあり、お仕事の合間に勉強され、1回目の添削時の作品と12回目の作品では、格段にレベルアップされた方がいらっしゃいます。
左が1回目の添削・右が12回目の添削です。
この作品についての詳しい内容は、こちらの記事も参考にしてくださいませ。
初めから、目的が明確だったので、最初から最後まで一貫して人物画の練習をしていました。
漠然と「絵がうまくなりたい」という目標よりも、大きい夢、小さい夢にかかわらず、明確な目標設定をすることが大事ということが伝わりましたでしょうか?
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いつまでに、どんな絵が描けるようになりたいのか?
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