松原美那子
はじめまして。
ピリカアートスクール代表の松原美那子と申します。
世の中には、数多くの素晴らしいデッサン参考書や、ネット上ではYouTubeなどの動画もたくさんありますが、絵が苦手!まったくのゼロからの初心者向けにデッサン力を身につけるという目線でつくられているものは、あまり見かけないように感じます。
そこで、絵が苦手!まったくのゼロからの初心者だけど、デッサン力を身につけたい!という方に向けて、練習方法考え方などをまとめてみました。
デッサンで使う道具の説明から、線の引き方まで、まったくの初心者の方でも、できる限りわかりやすく説明してありますので、こちらの記事からお読みいただけると参考になると思います。

デッサン初心者向けの記事は随時追加していく予定ですので、ぜひ、楽しみにしていてください。

松原美那子
その他のデッサン初心者向けの記事は以下をご覧くださいませ。

 

松原美那子
少しは描けるようになってきた。でももっと上手くなりたい!ちょっと壁を感じている!
という方は、こちらの中級者向けをご覧くださいませ。

 

 

松原美那子
更にデッサン力を身に着けるためには、描く技術だけではなく、メンタル面、五感を使うことも大事なんです。そのような、技術以外の上達に役立つヒントなどは、こちらにまとめています。

 

はじめまして

ピリカアートスクールのブログをご覧いただき、ありがとうございます。

改めまして、松原美那子と申します。

私は、美術大学を卒業し、画廊運営を経て、現在はデッサンスクールの代表をさせていただいています。

かれこれ20年以上も美術に関わっておりますが、
実は、私はもともと、絵が得意ではありませんでした・・・。
しかし、美術の教師になりたいという憧れから、美大を目指すことになりました。
そこで、デッサンの勉強をすることになったのが、絵を始めたきっかけです。
(その後、武蔵野美術大学にて中学高等学校美術工芸教員免許取得)

受講生
先生、絵が苦手だったんですか~!!
びっくり。

松原美那子
絵が苦手なのに美術の先生になりたかったんです(笑)
工作は得意だったんですけどね・・・。

 

ですので、一番始めに美術予備校で描いたデッサンは、今思うと散々でした。

どうやって描いたら良いのか?どこから描いたらうまく行くのか?

何も分からず、何も出来ず、絵の上手い人たちの中に放り込まれて、6時間ほどの授業が、長く長く感じたのを今でも覚えています。

そこから、ひたすら絵の描き方を勉強し、美術大学に合格することができました。
絵が苦手だった私が美術大学に合格するくらい描けるようになったんだから、「絵は誰にでも描けるようになります。」というのは、私の実体験からも言える言葉でもあります。

「見かた」と「描きかた」の両方を学びましょう

デッサンに特化したアートスクールを立ち上げて、早いもので8年が経ち、累計の受講生も8000人を超えました。

受講生
たくさんの受講生を指導されてるんですね~!

松原美那子
中居正広さんの番組「ミになる図書館」で1年半に渡ってデッサン講師をさせていただいた影響もあって、おかげさまで、現在では日本全国・海外の方にも受講いただいています。
私が指導する際に、一番気を付けていることは「描けない人の気持ちに寄り添いたい」ということです。
これは、自分が描けない経験をしているからこそ、思うのかも知れませんが、

「どうしたら苦手意識を持たずに、楽しく絵が描けるだろうか」

「どうしたら、効率よく学習することができるだろうか」
ということを、いつも考えています。
デッサンは、絵を描く上で基本の技術と言えます。
水彩画でも、油絵でも、漫画やイラスト、デザインや建築パース、様々な分野で必要とされる基礎技術です。
しかし、学校の美術の時間では、一部を習うことはあるかも知れませんが、デッサンを順序立てて学ぶことはほとんどありません。
更に、デザイン系の専門学校でもデッサンの授業はそれほど多くはないのが実情のようです。
そうなんです。
絵を描きたい人にとって、デッサンはすっごく重要なのにも関わらず、描き方に関して習う機会がほとんどないのです。

名選手、必ずしも名監督にあらず

もし、あなたが、近くのデッサン教室や、アートスクールに通おうと思っているのであれば、とても重要なことがあります。

松原美那子
それは・・・「誰に習うのか。」です。
これ、めちゃ大事です!!!

受講生
絵がうまい人に習えば良いというものではないんですか?
よく、巨人の長島監督の例をお話させていただくのですが、

球がこうスッと来るだろ、そこをグゥーッと構えて腰をガッとする、あとはバァッといってガーンと打つんだ!

天才打者である長島監督。

愛弟子の松井選手は、その意図を理解し、自分に生かすことができたのだと思いますが・・・

このアドバイスは、なかなか伝わらないですよね・・・。

私は、野球にはまったく詳しくありませんが・・・こんな言葉があるそうです。

「名選手、必ずしも名監督にあらず」

以前、ピリカアートスクールでは、添削アドバイスができる講師を募集したことがあります。

このときは、テレビ番組に出演していた影響もあって、全国から150名以上の「絵が得意な方」が応募してくださいました。

受講生
150人!そんなに沢山の応募があったんですか!
すごいですね。

松原美那子
テレビの影響はすごいですね。
あまりに応募の数が多く驚いたのをよく覚えてます(笑)

 

この150名の方から、どうやって選考しようかと考えた結果、受講生の作品をサンプルとして、実際に添削アドバイスをお願いし、そのアドバイス内容で選考させていただくことにしました。

ご応募いただいた方の中には、PR作品も素晴らしく、某有名美大卒某有名専門学校卒、アートスクールの講師など、実績も十分という方もたくさんいらっしゃったのですが・・・

添削アドバイスの内容を拝見させていただくと、まったく良くなかったのです。

どう良くなかったのか?というと

  • 描けない人の気持ちがわかっていない
  • 描ける自分の目線でしかアドバイスしていない
  • アドバイスが抽象的で意図が伝わりにくい
  • アドバイスではなく絵を見ての感想文になっている

という方が、とても多かったのです。

専門用語をたくさん使っていたり、それこそ「サラッと描いてみましょう」「良く見て描きましょう」「しっかり描き込みしましょう」といった言葉だけでは、初心者の方にはどうしてよいか分からないのです。

  • 何をどう見れば良いのか?
  • 鉛筆をどう動かしたらうまく描けるのか。

初心者の人が知りたいのは、こういったことなのです。

「なぜ、こういう絵に仕上がっているのか?」という原因を探り、「描けるようになるにはどうしたら良いのか?」を伝える必要があるのです。

私は講師をお願いするにあたって、描けない人の気持ちに寄り添って、考え、具体的な解決策を伝えられる人を探していたので、結果的に選ぶのはそれほど大変ではありませんでした。

150名いた応募者の中でも、その視点で添削文章を読んでいくと、あっという間に「講師に向いているな」と思う人は絞られたのです。

この時に思ったことは、

「描ける人=教えられる人」という図式は当てはまらないということです。

世の中、素晴らしい絵を描ける人、デッサン力がある人はたくさんいらっしゃいます。

でも、その人が、教え方まで上手なのか?ということはわかりません。

「絵は感性で描くもの」というイメージもあるかもしれませんが、デッサンに関しては「見たものをそのままに描く」という技術であり、学問です。

ですので出来る限り「具体的に、理論的に、分かりやすく伝えられるように」というのが私たち講師の合言葉です。

因みに、右脳タイプが強い感性優位型の私は、擬音語を使いたくなっても、はなるべく使わないように心がけています(笑)

近くのデッサン教室や、アートスクールに通おうと思っているのであれば、先生と指導方針、指導内容について、しっかりと話をされたほうが良いと思います。

絵が上手くなるために一番大事なのは見る力です

ある時、私はとても興味深いことに気がつきました。
絵を描くときに「良く見て描いて」とか、「見たままに描けば良い」と言われますが、実はここには「人によって見ているところが全然違う!」という前提があるということでした。

要するに、まったくの初心者の場合、「何を見たら良いのか分からない」ということです。

目の前にある同じモチーフを見ているにも関わらず、描ける人と描けない人では見えている世界が違うのです。

松原美那子
「見えてる世界が違う」について、一言で解説すると・・・
同じものを見ていても「見える人と見えない人」がいるんです!

受講生
見える人、見えない人って・・・
幽霊みたいなお話になってきましたね(笑)

ミラクル3Dアイとか、マジカル3Dアイとかいう、目を鍛えるアートがありますが、あんな感じで考えて貰うと分かりやすいですね。

まったく見えなかったものが・・焦点が合うと急に「見える!」という瞬間が訪れます。

マジカルアイ

同じように、絵を見せられても、立体が見える人と、見えない(判断できない)人がいる。ということです。

「見る力」を身につけて、ここが「見える」ようになると、デッサンは、一気にステップアップできます。

受講生
なるほど!
それが、見てるのに見えないということですね!
ちなみに、マジカルアイ、あれ苦手なんです~

いくらやっても全然見えないんです・・・

松原美那子
同じものをみているのに、見える人にはみえて、見えない人にはみえない。
見えている世界が違うというのは、そんな感じをイメージして貰うといいですね。

受講生
なるほど!よーく、わかりました!

松原美那子
ふぅ〜。

私は、デッサンを描く時に「見る力」がとっても大事とお伝えしています。

極端に言えば、「描く力」よりも重要です。

「見かた」「描きかた」の両方を知ることで、効率よくデッサンを学ぶことができるのです。
ですから、闇雲に枚数を描けば良いという訳ではありません。
目的意識、問題意識を持って取り組み、できない部分は解決方法を学ぶ。
この繰り返しで確実に上達していくと気がついたのです。
その人によって、必要なことが何かは異なります。
ですので、焦らず、一歩一歩あなたのペースで学び、練習し、デッサン力を身に着けて欲しいなと思っています。
デッサンが描けるようになることは目的ではありません。
あなたが表現したい世界を表現するための「手段」です。
あなたにしか描けない、素敵な世界をのびのびと表現してください。
ピリカアートスクール代表 松原美那子
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