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人物を描くとき、「動きが硬い」、「ロボットや人形みたい」。

 

こんな風に言われたことがありませんか?

 

顔の印象や表面的な描写は上手くできているのに、全体で見ると不自然な動きに感じられてしまう。

 

それは多分「ムーブメント(動き)」が上手く表現できていないことが原因かも知れません。

 

ムーブメントが感じられるように描くには、まず第一に、体の動きがどうなっているのか?を確認する必要があります。松原美那子のピリカアートスクール

身体の動かし方や構造を知ることで、例えば「腕はこれ以上後ろへは曲がらない。」とか、「こっち方向には曲がるけど、反対方向にはこれしか行かない」、「どの部分で曲がるのか?」、「曲げると骨が見えてくる」といったように、ひとつひとつを丁寧に観察していきます。

 

実際に目の前に人物モデルがいて、描ける環境であればいろいろな角度からモデルを観察することができますが、写真のモデルは、既に2次元の平面の状態に置き換えられた図なので、横からみたり、後ろからみたり、と、あらゆる方向から、形を確認することが出来ません。

 

なので、より一層注意深くポーズを観察しする必要があります。

 

慣れるまでは自分でモデルと同じポーズをとってみると、身体の構造を把握しやすいので、是非やってみてくださいね。

 

モデルを観察する際のチェックポイントとしては、アウトラインを探ることも勿論大切なことではあるのですが、それ以上に、左右の骨格のバランスや、重心がどのようにかかっているのか?を確認してみてください。

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人物を正面から見たときと、横から見たときでは、顎が首よりどのくらい前に出ているのか?

おデコと顎ではどちらが手前なのか?
頭部の傾きは?

この辺りを注意深く確認する必要があります。

 

分かりやすい例として、例えばこの「3つの球体」どんな位置関係で並んでいると思いますか?

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一方向からのシルエットだけでみると特定できませんが、横からみたときの情報を加えるとどうでしょう?

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正面から見たときは手前と奥との距離感が判別できないため、球体が3つ積み重なっているだけのように見えたのではないでしょうか。

 

しかし、横から見てみると、「下の段→真ん中→上の段」という順に、傾いている形状だったことが分かります。

下段の球体から上段の球体まで距離の差に注目してみてください。

 

シルエットだけでなく、立体として見たとき、手前と奥とで、こんなにも距離の違いがあるのです。

 

このようにシルエットだけでは情報が不十分なことがありますからやはり一点の角度からだけでなく、多角的に情報を得ることが大事だと言えますね。

 

また、服を着ているモデルであれば、服で隠れて見えない部分の形を考えることも忘れずに。

 

服にできたシワが、人体の構造を表している場合もあります。

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こんな風に、ムーブメントを感じる絵に仕上げるためには、様々な要素を何度も確認しながら、コツコツと積み上げていく必要があります。

 

人体の細かい動きをとらえて表現してこそ、その人らしさというリアリティを持たせることができるのだと思います。

 

反対にそれらのちょっとした動きが上手く伝わらないと、不自然に感じたり、その人らしさが伝わってこなかったり、細部の描写をどんなに頑張っても、なかなか完成に近づきませんので、人物を描く際には必ず「どういう動きをしているのか?」というムーブメントは確認するようにしましょう^^

 

それから、先ほどの3つの重なる球体でご覧いただいたように、ムーブメントをみるときには、立体感を出すことも同時に考えていく必要があります。
シルエットだけで考えていると、どうしても上手く行きません。

 

立体に対する感覚を養うためには、時に基本の形に立ち戻り、練習していく方が、理解が深まることもあります。

やはり基本の形をしっかり描写できることは大切ですね。

 

「人物を描きたい」という方は多いのですが、「少し難易度が高いモチーフですよ」と、お伝えするのはこういった理由からです。

 

また、いろいろなポーズを、モデルを見ないでイメージ通りに描きたいという場合、人物は「一般的にこうである」という推測ができるので、たくさん観察し、描いて、情報を頭にインプットしておくこともできますね。

 

インプットするとは言っても、あくまで、固定概念で見るのではなく、予備知識を持っておくことで、正確な形を確認しながら描くためのきっかけを持つ。

 

という発想で考えてくださいね。

 

それから、たくさん観察し描くことで、違和感にも敏感になれますね。

 

人物をスラスラッと描けるように、基本もコツコツがんばりましょう!^^

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