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みなさんは、グレースケール(グラデーションスケール)を作ったことがありますか?

 

私は、遠い昔、中学校の美術の時間に作ったなぁという記憶があります。

 

その後、美大受験を決めた時にも、改めてつくりましたし、鉛筆の色幅がなかなか増やせなくて、スランプに陥った時にも、作った記憶があります。

 

そうなんです、今まで何度となく作っているんです。

 

画像で見れば「あぁ、これだよね」となるのですが、実際に描いてみることで、気づきは多くあると思います。

是非、みなさんも一度は作ってみてくださいね♪

 

表の作り方を簡単にお伝えすると、画用紙に10段階にマスを区切り、一番暗い部分は6Bの鉛筆を先端を尖らせ、芯を立てて濃く塗りつぶしてみてください。

 

これが、一番濃い色の基準になります。
(6Bがない場合は、4B、3BなどのB系の柔らかい鉛筆を使ってみてください)

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また、もう一方の端は画用紙の白色のまま残しておきます。
これが一番明るい色ということになります。

 

その後、濃さが段階的に繋がるようにマスを一つずつ塗っていきます。

 

左右どちらが黒でも構いませんが、「右利きは左端」「左利きは右端」を黒にする方が描きやすいです。

 

また、真っ黒に塗りつぶす際には紙の表面がつぶれても構いません。

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今回のサンプルでは「4B→3B→2B→B→HB→F→H→2H→3H」と、それぞれのマスごとに鉛筆を変えて色塗りしてあります。

 

難易度をあげるには、鉛筆の種類を減らしてチャレンジしてみるのも良いですね。
それぞれの鉛筆の特徴を学ぶことにも繋がりますし、案外楽しいですよ。

 

グレースケール(グラデーションスケール)の活用方法とは?

 

さて、デッサン用のグレースケール(グラデーションスケール)を作ったのは良いけれど、いったいこれを「どのように使えばいいのか?」というお話をしてみます。

 

デッサンを描く時、まずはじめに画面全体の中で「一番明るい部分(ハイライト)」と「一番暗い部分」を見つけます。

 

モチーフ自体に固有色があると、混乱を招く場合もありますが、石膏像のように、真っ白のモチーフの場合は、光源に対して垂直方向を向いている面で、なおかつ光源に最も近い部分が一番明るい「ハイライト」となります。

 

逆に、最も暗くなる部分は、反射光もなく、光が届かない場所です。松原美那子のピリカアートスクール

次に、中間色を探していきます。

 

グレースケール(グラデーションスケール)の真ん中に当たる色が、モチーフのどのあたりになるかを探してみましょう。

 

まずはこのように、一番明るい(明)・中間 の色(中)・最も暗い(暗)と、3段階にトーンを分けて考えます。

 

そこから、更に細かく明暗の違いを描き分けて行くわけなのですが、このスケールを見ながら、色のトーンを配置、調整していくことで、全体のトーンバランスを崩すことなく、描き進めることが出来るようになります。

 

受講生の作品を拝見していると、「光の方向を把握していないな」と感じることが多々あります。

 

初心者の方は、形をとることや、色をつけること、目の前のやることがたくさんあるので、描いているうちに

全体を見ることを忘れてしまうものです。

 

ですが、この「明・中・暗」を意識することは、必然的に「光の方向」を確認しながら描くことにもなります。

 

ここをしっかり描き分けるだけでも、立体的に表現することが出来るようになってくるのです。

 

また、明暗を見るということは、「面で見る」ということにも繋がります。

 

光が当たる面。影になる面。

 

形を面の移り変わりとして捉えていくことができるので、形を線で見なくなります。

 

よく「身の回りの物には線が存在しない」と、お伝えしていますが、モノを「面で見る」という習慣が無かった方にとっては、なかなか急には見方を変えることができないのです。

 

しかし、このグレースケール(グラデーションスケール)に当てはめながらモチーフを見ていくという作業を繰り返すと、段々と面で見る意識が持てるようになります。

 

特に石膏像などの「白色のモチーフ」であれば、グレースケール(グラデーションスケール)により当てはめやすいので、チャレンジしてみてください。

 

それから、スケールと比較しながら描くことで、冷静に自分のデッサンを見ることができるようにもなりますので、特に初心者の方は、お手元にグレースケールを置いておくと良いですよ♪

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