松原美那子
デッサン力を身につけるのに、一番の近道は、添削アドバイスを受ける事です。

ビジネスデッサン講座では、プロのデッサン講師による添削アドバイスを受けることができます。

添削アドバイスは、受講生の方同士がお互いに作品、添削アドバイスを共有し、モチベーションを高めあい、描く力を身につけて行く、上達への近道にして頂けたらと考えております。

ビジネスデッサンの添削アドバイス掲示板は、2011年1月より運用しており、数千作品が投稿されております。

今現在は、6種類の掲示板がご利用いただけ、技能検定も受けることができます。

  1. 基礎添削掲示板
  2. デッサン/スケッチ掲示板
  3. 10分間掲示板(初心者向け)
  4. 漫画/イラスト添削掲示板
  5. 水彩画掲示板
  6. ビジネスデッサン技能検定

松原美那子
今日は基礎添削掲示板の添削サンプルをご紹介いたします

No.3042  基礎添削  よろしくお願いいたします。  ゴマちゃん

添削回数:1回目
年齢:30代
モチーフ番号:基礎添削モチーフNo.4
制作時間:20分
トレーニング内容:右脳トレーニング
目的:漫画を描くこと
気をつけたこと:光と影をつけること

タッチがうまくいかず、ただ黒く塗る感じになってしまいました。
リンゴに光が当たっている部分も、不自然になってしまいます。
どのようなタッチにすると自然に見えますか?

ピリカアートスクール

 

No.3053  基礎添削  りんご・添削いたしました

こんにちは、初めましてピリカアートスクール平田と申します。
ゴマちゃんさんの基礎添削“ りんご ” のデッサン拝見させて頂きました。

りんごの形態としては捉えておられると思いますが、全体的にやや右に傾いていたり、部分的にズレていたりしている部分がありますので、一緒にみていきましょう!

形を正確に捉えるということは難しい作業なのですが、もっとも重要な作業でもあります。
その為、モチーフをしっかり観察し、大きさ形、光や陰影など状態を理解してから描き始めることが大切になります。

その点を踏まえ作品の添削と含め解説していきたいと思います。

ピリカアートスクール

①「モチーフと作品を比べて見る」

モチーフとごまちゃんさんの作品のりんごの蔕(ヘタ)を基点として比べて見ますしょう。
モチーフラインを赤で表し、ごまちゃんさんの作品に重ねて見ます。
こうして見てみるとリンゴの形やヘタの大きさ、傾きに大きな違いが出ていることがわかります。

絵を描く上で正確に描くだけが全てではありませんが、デッサンの基礎としては出来るだけ正確に捉え描けるということもに大切になります。
簡単なモチーフであれば少々は問題ないと思いますが、これから複雑なモチーフを描く時、描き初めの小さなズレが完成する時には大きなズレとなってしまうこともありますので、グリッドを使った描き方を覚えられるのも一つかと思います。

中央に十字の線を入れるなど、数本の補助ラインを引くだけでも、正確さが変わって来ますので、是非練習、実践してみてください。

②「描き初めにグリッドを引いてから描く」

まずは描く大きさを考えながら水平な縦、横の線を交差させた簡単なグリッド線を引きます。対象物が複雑な場合はグリッド枠を描いたり、グリッド線を均等に増やしていきます(今回はりんごですので縦、横比も同じにし、グリッド線も各1本ずつ)。

次にリンゴを円と捉え、交差するグリッドの中央に描きます。
その円をりんごと仮定しモチーフを観察してくと、りんごの蔕(へた)が右へ傾いているのがわかります(根元は中央付近にあるが先端は右へ傾いている)。同じようにりんご上部のくぼみも右へ傾いているのがわかると同時に中央のズレと全体の流れが若干右に傾いていることもわかります。
このことを踏まえながらモチーフを観察し全体の形を捉えていきましょう。

蔕(ヘタ)は、りんご上部にあるので円の上部辺りに位置してることがわかります。
蔕の根元(基点)は縦グリッドのライン上に据えながら先端を右へ傾かせ描き、くぼみも若干左から右へ下がるイメージで描いたら、蔕(ヘタ)を基点に形を形成していきます。
歪み、傾きを無くす為にはこの段階が一番重要ですので全体の位置を確認しながら少しずつ線でアタリをとるように、バランスを見ながら描いていきます。

  1. グリッド線を描き対象物の大きさを決める
  2. 基点を定める
  3. アタリをとりながら少しずつ形を形成していく

③「光源・色味・陰影」

ごまちゃんさんの作品を元に、

  • 赤=陰影
  • 緑=色味の濃い箇所(りんごの赤味)
  • 青=光が当たり明るく見える箇所

このように三色で分けて描いてみました。

こうすると光が当たる方向や陰影、りんご本来の色味(固有色)などが見えてくると思います。
植物や果物を描く時はモチーフの持つ色味(固有色)なのか、陰影なのかを見極めることが難しい場合があります。
「どの辺りからが陰影なのか?」「光が当たることで白くなっているのか」それとも「りんご本来の色味の加減で白いのか?」をしっかり観察する必要があります。

もし、分かりにくいようでしたら、まずは立体を意識してみてください。
立体を意識するということは、光の方向を確認し、明暗を描き分けるということです。
それから、徐々に固有色を乗せていくことで、見やすさを損なわずに、描き進めて行くことが出来ると思います。

>「どのようなタッチにすると自然に見えますか」

今回の作品を拝見し感じたことは全体的にりんごの色味に惑わされたかなという印象を受けました。
床に映る影(シャドウ)は捉えておられますが、りんご内側の陰(シェード)は捉えられていない。
光が当たっている箇所としては部分的に捉えておられますが光源の方向をしっかり捉えておられたかは疑問です。

モチーフを見たまま描くのと、モチーフの状態(光の方向、量、陰影、反射など)を紐解き理解した上で描く絵では、やはり違いが出ます。

はじめは、何を観察したら良いのかも分からないかも知れませんが、徐々に掴めてくると思いますので、添削などを参考にしながら、「見る力」も身につけていっていただけたらと思います。

目的として「漫画を描くこと」とありますが、どういった漫画を描くことが目標でしょうか?
もし、これから漫画を描くのであれば、漫画とデッサンの両方を交互に添削提出することもかんがえてみてください。

漫画は誰もが子供頃から親しみ一番身近であり、また一見誰にでも描けるように思われがちなのですが、見たものを簡略化する観察眼や技術力も必要になります。
デッサンとは少し違った要素も出てくるとことと、実際の作品に置き換えてみると、どういったところを練習すべきなのかが、より明確に見えてくる場合がありますので、進め方の参考にしてみてください。

タッチとしては現時点でこだわる必要はないと思いますが、モチーフらしさや質感に重点を置き描くことを考えて頂ければ良いかと思います。

また、さまざまな描き方にも挑戦してみてください。
鉛筆を立てる、寝かせる、指で擦ったり、ぼかしたりなど、ハッチングやクロスハッチングの箇所があっても良いのです。
色の濃い場所、うすい場所など重ね描きや筆圧を調整しトーン(調子)を意識し描いてみることは、漫画を描く時にも活かせる要素です。

それから、2つ目の資料をご覧ください。

ピリカアートスクール
鉛筆の動かし方を工夫することで、より立体を表現しやすくなります。
見えない反対側も意識し立体的に捉えていくことで描きやすさも変わってきますので、こちらも是非やってみてください。
また、りんごとテーブルの接地面もポイントになってきます。

実際にかなり濃い(暗い)色になっていると思いますので、しっかり色をおきましょう。
また、テーブルの水平面を表現するために、水平の線を描き入れていくと、絵に安定感が出てきますので、試してみてください。
(水平に描くというのは絶対ではありませんが、はじめのうちはこのように意識すると立体や空間を意識しやすく描きやすいと思います。)

今回は初回でしたので、難しく感じる部分もあったかも知れませんが、分かりにくい点などありましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。

では、次回の作品を楽しみにお待ちしています。

松原美那子
いかがでしたでしょうか?
ぜひ、アドバイスの内容を参考にしてくださいね。

こちらの記事も参考にしてくださいませ。

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