【ビジネスデッサン技能検定】バナナの黄色の明るさが表現しきれていないですね
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No.43  バナナ  バナナ  mouth

【添削回数】1回目

【制作時間】約3時間

【トレーニング方法】右脳トレーニング

【審査基準】辛口審査希望

【内容】使用鉛筆2Bバナナのデッサン 

No.45  バナナ  添削しました  ピリカアートスクール山田

作品拝見しました。

添削をさせていただきますピリカアートスクールの山田と申します。

どうぞよろしくお願いいたします。

とても丁寧に緻密に描かれていて、絵から受ける印象もやわらかい感じの良い作品になっていると思います。

すこし違う見方をしてみることで、もっとググッと手前に出てくる立体感が表現できるはずです。

作品とモチーフがほぼ同じサイズになるように大きさを調整してあります。

では以下に説明させていただきますので、参考にしてみてください。
バナナのデッサン

【描写力】・・・「4」

 

カタチを認識して、細部まできちんと仕上げる力はあります。

さらに描き込む箇所と、もっととばす箇所の差をつけるとより質感が表現されると思います。

タッチはバナナの長手方向だけではなく、いろいろな方向でランダムにタッチを付けて、もうすこし全体になじませたほうがいいです。

あえて言えば、筋のあるバナナにも見えてしまいます。

【形をとる力】・・・「3」

 

今回のモチーフはわりと単純な形であるバナナですから、描きやすいこともあるのですが、逆に単純な形状であるからこそ、しっかり観察しないとズレが目立ってしまいます。

バナナの形だけに注目して描いたかもしれませんが、今後は、モチーフのカタチではない部分も意識してみてください

図のCやDの空間の形を比較するということです。(WやUも同様です)

バナナ本体のカタチをよく観察して描いたら、その形状が合っているのか確かめるためにも、空間の形さえも比較観察することです。

PやQの長さも違いますね。VとZのランはぜ~んぜんちがいますよ。

カタチの上で気になったのは、モチーフに比べるとEやGのカーブラインが急角度過ぎますね。もっと緩やかなカーブになっているはずです。

また一本一本の太さが作品のほうが一回り細いです。

このように、比較できそうな箇所はすべて比較してみる・・・という気持ちでよく観察してくださいね。

【明暗の表現力】・・・「4」

 

明暗の差でカタチを掴んで立体的に表現する力はあると思います。

ですが、バナナの明暗がほぼ均一に見えます。

もう少し思い切って濃い部分を作ってはどうでしょう。

タッチをあまり付けないところと、タッチでグンと色を落とすところ。

Hのラインを見て下さい。

このラインはバナナの面の変わり目で、このラインより下はもっと落としましょう。

また、このラインの流れを利用することによって(このラインの周辺をしっかり観察して描きこむということです)、バナナが奥から手前に向かって伸びてきている感じを表現できますから、見落とさないようにしましょう。

バナナの下に黒っぽい布か紙を敷いていますね。

影の状態を観察しやすくするためには、木目のテーブルのままよりも、このようにモチーフの下に紙を置いてみることは良いことです。

しかし、影の状態の判断がしにくい黒っぽい紙を敷いているのは疑問です。

写真よりも、実際モチーフを目で見ているときは影の状態もよくわかったのかも知れませんがこれはNGです

白系の紙を敷いて、しっかりと影の濃淡や、ぼかし具合を観察したほうがいいです。

Kの部分は、まわりにもうすこしぼかしがあるかもしれませんから、よく見てください。

作品は均一な塗りつぶしのような漫画っぽい影になっていますが、影の中にも濃淡の差があるはずですから、そのような「影の状態」もよく観察してくださいね。

影は、本体と同じくらいに大切な絵の構成要素です。

【質感表現力】・・・「4」

 

タッチによる描きこみ表現は、繊細でとてもいいのです。

しかし全体にタッチを付けすぎているためか、中身がしっかり詰まったバナナの張り感、パンと張っている感じが消されてしまっています。

張り感を表現するためには明暗の差をよく観察しながら、描き込む箇所と、明るくさらっととばす部分を作っていくようにしてみてください。

【固有色表現力】・・・「3」

 

モチーフの色としては基本的に、房の元部分の茶+首の緑+バナナ本体の黄色の3色ですね。

この色の違いを濃淡で表現しなければなりません。

モノトーンのモチーフ写真を参考に見ていただければわかりますが、バナナの元の部分の茶が一番濃いですね。

首の緑に関しては、バナナの黄色よりも若干濃いくらいですが首の緑の部分と本体の黄色はしっかり描きわけましょう

このような箇所をしっかりタッチの濃淡で表現しておくことで、バナナの明るい黄色さがコントラストとして浮かび上がってきます。

カタチだけではなく濃淡も常に全体のバランスをよく観察しながら、仕上げていくようにしてください。

【立体感】・・・「3」

 

全体にコントラストが弱いために、少し平板な印象です。

影がしっかり濃いのはいいのですが、本体が影の濃さに負けてしまっています。

【完成度】・・・「3」

バナナのデッサン

最初にも描きましたが、作品は丁寧でとても良いのですが、丁寧すぎるからかタッチが全体を覆ってしまった感があり、バナナの黄色の明るさが表現しきれていないと思います。

カタチもよく見ているようで見ていない箇所が多いようです。今、こうやってカタチを比較するとわかると思いますが、描いているときは結構気づきにくいかも知れません。

あとは、ときどきで良いので・・・

松原美那子
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