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「実物を見て描くのと、写真を見て描くのはそんなにちがうものでしょうか?」

 

これは、石膏像を描いている方からのご質問だったのですが、石膏像に限らず、この「差」ってなんだろう?と、気になる方が多いのではないでしょうか??

 

どちらもメリットとデメリットがありますので、描くときの参考にしてみてくださいね。

「実物」をみて描くときのメリットとデメリット

まず、実物をみて描くときの良さ(メリット)は、実物は3D(三次元)の立体なので、実際に触ることもできますし、奥行きがどのくらいあるのかを、いろいろな位置から見ることができるので、形の全体像を理解しやすいです。

 

更に形だけでなく、そのものの周りにある「空間」や「空気感」も感じることができますし、モノによっては香りや温度を感じることもできるかも知れません。

 

ですが、難しい点としては、3D(立体)を2D(平面)の紙の上に描き写すということで、変換作業が必要になってきます。

 

ここで、少し知識が無いと、形を正確に描き写すのが難しいと感じたり、平面的で奥行きを感じられない絵になってしまうことがあるのです。

 

これが、小さなモチーフを見ながら描くのであれば良いのですが、石膏像や、更に大きな建物・風景といったスケールの大きなモチーフを描くとなると、

目の前の紙のサイズに縮小しなくてはなりません。

 

すると、そこにもサイズの変換作業が必要になってきます。

 

それに対応するために、奥行きの出し方・立体の出し方 (明暗を使う・面を活用して描き起こす)や、パース理論などを学ぶのです。

では、「写真」をみて描くときのメリットとデメリットとは?

実物ではなく、写真をみながら描くことも結構あると思うのですが、まず、メリットを考えてみましょう。

 

写真は平面の画像になりますので、2D(平面の画像)→2D(平面の紙)への変換になるので、どちらかというとモノの大きさやアウトラインを把握することが容易になるので、形は取りやすいです。

 

風景や石膏像など大きなモチーフであれば、すでに紙の大きさの中に収まっているので、 縮小作業も省けます。

 

しかし、既に平面に変換されているため、1方向からしか見ることができませんので、奥行きや立体感が感じにくいと言えます。

 

そのため、表面上の形を、紙に写し取れたとしても裏側を感じられ無い「平面的な絵」になってしまうケースも多いです。

 

平面の紙の上に、立体を描くときには、このような両方のメリット・デメリットを知った上でちょっとしたコツが必要なんですね。

上手い人の絵をたくさんみよう

お伝えしたような、それぞれの「メリット」と「デメリット」を知った上であなたは最終的には紙の上でどのようにモチーフを表現したいですか?

 

初めの頃は描くことに精一杯で、たどたどしい自分の絵をみて、完成形をイメージすることすら難しいかも知れませんが、「こんな風に仕上げたい!」という理想をを持って描けるようになると良いですね。

 

その為には、たくさんの絵を見ることです。

 

「こんな雰囲気で描きたいな。」

 

「光が綺麗だから、光に注目して描きたいな」

 

「顔は絶対、似せて描きたい!」

 

「いつもグレーな絵になってしまうので、色幅が出せるようにしたい」

 

「回り込みを意識して、裏側が感じられるように立体感を出せるようになろう」

 

こんな風に、段々と観察力が備わってくると、他の人の絵をみても、気がつくことが増えてきます。

 

初めはただ漠然と描いていて、「完成形をイメージする」ということ自体も難しかも知れません・・・。

 

だからこそ、「こんな風に描けるんだ!」ということを知る為に上手い人の作品を見ることが大切だと思うのです。

 

また、自分より上手い人の絵だけでなく、いろいろな絵を見ることもオススメです。

 

「私だったらこう描くのにな」とか、「ここをもう少しこうしたら、もっと良くなるのにな」と言うように添削掲示板の他の人の作品を見ながら、自分なりの描き方をイメージしてみるのも良いですね。

 

初めてでうまく描ける人はいませんので、描く度に、何か目的を持って 繰り返し描くことが重要だと思います。

 

何から練習したら良いのかわから無い場合は、添削講師にどんどん聞いてくださいね。

 

「比べるのは昨日の自分!」

 

ということで、日々進歩していかれるように頑張りましょう♪(^ ^)

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