芸大を目指している受講生をサポートいたします!
この日お話した方は、高校時代に親の反対で叶わなかった芸大への夢を諦められず、1年半後の受験を目指し頑張ることを決めた方です。
一度は他の道へ進んだものの「無理でも一度は挑戦したい!」と、このHPをみて連絡をくださいました。
今日は初回のカウンセリングでしたので、受験までに必要な流れを説明し、現状を知り、日々のやる事をイメージしてもらい、具体的なやる事を確認していきました。
そして、まずは半年後に、美術予備校の受験科でもついていかれる程度の、しっかりとしたデッサンが描けるようになることを目標にしました。
美大・芸大受験というと、圧倒的に情報が少ない方が多いです。
カウンセリングでは、実際に受験を考えている大学についてお話をさせていただき、どういう準備が必要なのか、大学ごとに対策を立てていきます。
絵を描くこと以外にも必要なこと
そうそう。
絵を描く時間がなかなか取れないという場合にも、できることって沢山あります。
むしろ、絵を描く時間以外にすることの方が大事かも知れません!
例えば、日常の中で、どういったことに注目しながら生活を送るのか?
ちょっとした意識の違いで見える世界が変わります。
そんなヒントをお伝えしてみました。
通学時間や通勤時間、買い物をする時など、日常の中でできることをコツコツと。
その積み重ねが試験で大きな差をつくるのです。
先日も、別の美大受験を目指す高校生とお話をしましたが、やはり一般的なデッサンの練習だけでは、入試に挑めないので、状況を説明して具体的に必要な事柄を確認していきました。
多分、彼女もデッサンの必要性や、日常の見る目が変わったと思います。
過去の入試問題に沿って、課題に取り組んだ際に、イメージ課題の中で「ハサミ」をモチーフに選んだのですが、
圧倒的に描写力が足りない。
更に、いろんな種類のハサミがある中で「なぜそれを選んだのか?」という、こだわりが感じられなかったのです。
- 髪を切る時に使うハサミ
- 子供が使う工作用のハサミ
- 糸を切る小さなハサミ
- 布を切るハサミ
- 植木を切るハサミ
実はハサミって、使い道や職業まで連想させることができるアイテムだったりします。
更に、構造についてもしっかり理解していないと、案外描けません。
開いている時、閉じている時、どんな風に変化するか、じっくり観察したことがありますか?
「同じ世界に住んでいるのに、見ているものが全く違う。」
この言葉を私はよくお伝えしますが、まさに、その「あなたが普段見ている世界」を知りたいんです。
何に興味があって、他の人と違う着眼点。発想。
「あぁ!なるほどね!」っていう新しい世界を、見たいんです。
アートを作るって奥深いです。
だから面白いんだと思うんです。
これを知ったことで、世界の見え方が変わった! という体験を、是非つくって欲しいのです。
まずは「入学試験に受かること」が1つの目標になっては来ますが、その過程で
「自分の興味はどこにあるのだろう?」
「自分が表現したいものは何だろう?」と
考える機会が沢山訪れると思います。
私もそうでした。
そして、大学に入ることがゴールではなく、その先も、モノ作りをしていく上で必要な根っこの部分を、デッサンを描くことを通して作って行かれたら良いなと考えています。
デッサンは、紙と鉛筆があれば描くことができます。
入り口のハードルが低くて、それでいて絵を描く基本になる。
学びたい人はずっとずっと学んでいくことができる。
そこが私にとっては、すごく面白いです。
彼女たちは、受験という目標に向かって、これからどれだけ力を伸ばせるかがとっても楽しみです!
私を選んでくださりありがとう!
精一杯サポートさせていただきたいと思います。