描く前に差がつく観察力!「丸い器と水面」の陰影・光の見かたを徹底解説いたします!

こんにちは!

本日のモチーフは、静寂の中に美しさが光る「丸い器と水面」。
水をたたえた器の中に、ふわりと浮かぶ赤い花。そして、水中には細く光を反射する棒が立てかけられており、ゆらぎと映り込みがとても魅力的なシーンになっています。

水面を描くうえでのポイントとは?

水面は、ちょっとした動きや衝撃によって形を変えます。
例えば、波紋が広がったり、光が反射して煌めいたり、周囲の風景が映り込んだり…。そうした変化を絵に落とし込むのが、水面表現の面白さです。

今回のモチーフでは、

  • 実際にそこにあるもの
  • 水面に映った像

このふたつをどう描き分けるかが腕の見せどころです。泡が水面にぷかりと浮かんでいる箇所も、ぜひ丁寧に観察して描いてみてくださいね。


見る力を育てる、今日の描画ポイント

① 大きなかたちの比率をつかむ

画面を上下の長方形に分けて考えると、構図全体のバランスが取りやすくなります。

② 楕円の正確な表現

器の開口部を自然な楕円形に描くことが、リアルさへの第一歩!

③ 立体感と奥行き

器の厚み、水中の深さを意識して描くと、空間にぐっと説得力が出ます。

④ 明暗の観察

光の当たる面と影になる部分を丁寧に見極めて、立体を表現しましょう。

⑤ 反射・波紋の演出

水面に映るものの輪郭や、ゆらめく波紋は、作品に臨場感を加える大切な要素です。


シンプルなようで奥が深い

一見するとシンプルな構図ですが、描けば描くほど気づきが増えていく、非常に奥深いモチーフです。器の形に苦戦するかもしれませんが、それもまた楽しい訓練!

今日は、観察することを大切にしながら、ぜひ「自分らしい描き方」で取り組んでみてください。

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