【受講生デッサン添削】その物語の世界観が伝わってくる漫画の描き方とは?
友だち追加
スポンサーリンク
スポンサーリンク

No.530    強い女  ナオキ

【ピリカアートスクール】漫画 人物のデッサン 添削アドバイス

【添削回数】通常添削4回目 復習添削2回

【年齢】40代

【制作時間】2時間46分

【描く力を身につける目的】プロの漫画家になりたいため

【気をつけたこと】形、陰影

【質問】ただモチーフの絵を見ながら描くことしかできません。このモチーフもアイレベルがどこか、パースがどうとか、基本的なことが全然わかりません。

いったいどのような勉強、練習をすればこのモチーフの絵や、いろんな視点からの複雑なポーズの絵が描けるようになるのか、教えて下さい。

長期間かかる練習方法でも構いません。頑張りますのでよろしくお願いします。今私は立っている絵しか描けません

松原美那子
デッサン力を身につけるのに、一番の近道は、添削アドバイスを受ける事です。

ピリカアートスクールが一番上達できる理由とは?

ビジネスデッサン講座では、プロのデッサン講師による添削アドバイスを受けることができます。

添削アドバイスは、受講生の方同士がお互いに作品、添削アドバイスを共有し、モチベーションを高めあい、描く力を身につけて行く、上達への近道にして頂けたらと考えております。

人の作品を見ることももちろん勉強になりますが、自分の作品を添削されると、自分事として、見ることができるので一気に上達することができるようになります。

松原美那子
受講生から嬉しい感想を沢山いただいておりますが、その一部をご紹介いたします!
特に添削アドバイスを喜んでいただけていて、とても嬉しいです!

受講生
とても詳しく丁寧に添削していただいていると感じました。
自分では気づいていなかった点もアドバイスしていただき、とても勉強になったと思いました。
教材があることによって独学より、デッサンの勉強を継続しやすいと思いました。
動画などもあるので、とても分かりやすいです!

受講生
一人でやっているとなかなか何処をどうしたらよいか分からなかったが、 客観的なアドバイスをいただき参考になりました。

受講生
学校の授業は少なく本を買ってみたもののなにから練習すればよいのか、なにを意識すればよいのか具体的なことがわからなかったために受講しました。
実際に添削アドバイスを体験しましたがやっぱりなにをするのか教えてくれる。
それがすごくありがたいです。

では、ピリカアートスクール講師の添削アドバイスをご覧ください。

復習添削については、こちらの記事をご覧くださいませ。

No.538    添削いたしました  ピリカアートスクール梨田

【資料1: 批評】

【ピリカアートスクール】漫画 人物のデッサン 添削アドバイス

多くの著名な漫画家がそのようにしてきたように、漫画はよい漫画やイラストを模倣することから始まるといっても過言ではありません。

模写する際に、どこがよい点か、なにがカッコイイと思ったか、など描くポイントを押さえながら描きましょう。

形もよく取れていますし、ディテールがよく観察されていて、 たいへん良いと思います。

ポーズも表情もキマっています。 影の付け方など、パースも合っていますので、基本的な力量は、充分あると思います。

モチーフについて

表紙等の全面のイメージカットと思われます。

絵を1枚見ただけで、その物語の世界観が伝わってくるのがベストです。

どのような人物( WHO)が、どのようなシチュエーション(WHERE)で、なにをしているか( WHAT)、など。

→服装、髪型、武器、表情で「中国武術を使う女性が」
→影の映り方、靴の汚れ方などからおそらく『武闘場などの室内で』
→武器、ポーズ、表情から『闘っている、もしくは演武をしている』シーンということになります。

また、後ろの髪の結びや衣装が降りきってないところから戦っている最中であるのがわかります。

武器などは想像力をかき立てるように描くのもポイントです。(ヌンチャクの持ち手が銃になっているところから、一般的な武闘モノではなく、ある種のファンタジー性のあるワクワクさせる世界観を見るものに感じさせます。)

このように1カットで多くの情報を伝えることに成功しているよい絵だと思います。

【資料2:考察・分析】

【ピリカアートスクール】漫画 人物のデッサン 添削アドバイス

漫画の目線(アングル・アイレベル)について

基本的にはテレビドラマや映画と同じように、客観的な目線(カメラ目線)で描かれます。

「神の目」と言っても良いかもしれません。

読者が邪念なしにその映像に入り込めるよう、客観的で自然な画角をつくることが大切です。

それぞれのカットには意味がありますので、漫画を読む時、どのような意図で描かれているのかを『考えながら見る』クセをつけましょう。
※テレビドラマや映画なども、同様の目線で見てみましょう。

コマの流れについて

●日本のコミックの場合、基本的には右開きになります。

「逆Z字」に目線が進行しますので、それを妨げないようにコマ割りを組み立てます。

読者の眼が自然にコマを流れるようにカメラ位置を設定しながら描いていきます。

アングルについて

●基本のアイレベルはキャラと同じ目線(同身長くらい)。
同じ場所に同席しているかのような臨場感が出ます。

●俯瞰で描く場合(モチーフカットのように)、その場の位置関係や、場面の設定を伝える時など。
アクションの全体的な流れなど、説明的に描く時。

●これらにアップやロングなどを効果的に用いながらコマ割りを組み立てます。

例)(ネームなので、絵柄は適当です。)

  1. 女性がアクションに入る初動のシーンを俯瞰で、
  2. 拳に力を込めヌンチャクのアップ。
  3. 回転し、いざヌンチャクを飛ばすアクションをバストショットで近づき、
  4. 宙に舞うヌンチャクのアップで進行方向を示し
  5. 打撃される瞬間を女性の目線で

カメラの移動進路

女性の前方上空から俯瞰で近づき、バストショットで右側に移動。

打撃の瞬間は女性の後方へ。あくまでも一例ですが、このように右から左へ、視線の移動を考えて、コマ割りとカメラ位置を決めていきます。

【資料3;ポーズのトレーニングについて】

【ピリカアートスクール】漫画 人物のデッサン 添削アドバイス

ポーズ人形や、アクションフィギュアなどを動かしてみて様々なポーズを描いてみましょう。

また、ポーズ集などの写真集やイラスト集もたくさん出ていますので、参考にするのもよいでしょう。

ポーズを描くことに慣れると、ポーズ人形なしでもキャラクターを自由に動かせるようになります。

人間をはじめ、動物の場合、関節や筋肉の制約の中でどのように動かせるかを、ポーズ人形や鏡などを見ながら、基本的な動きを覚えておくようにしましょう。

またスポーツ選手の動画や写真で人間の身体の動かし方の限界を見て参考にするのも良いと思います。想像を超えた動きなどを発見できます。

【総評】

漫画は、映画と同様に総合芸術といっても過言ではありません。

漫画家は持てる知識や技術、経験を総動員して描きます。

一見、役に立たなそうな知識や経験も全く無駄なことはない、といっても過言ではありません。

技術的なことはトレーニングで向上していきましょう。

その上で、最終的に作家としての個性は、<とくに物語の部分で>個人の経験や人柄などが反映されます。

技術習得のポイントに迷われることがあれば・・・

松原美那子
添削アドバイスの続きは、受講生サイトでご覧いただけます。
あなたの作品を拝見させていただくのを楽しみにしています!

どんどん上達している受講生の声はこちらをご覧くださいませ。

添削アドバイスを受けるとなぜ一気に上達できるのか?

その理由は、こちらの記事をご覧くださいませ。

友だち追加
ピリカアートスクール
スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事