【受講生デッサン添削】便利な道具に依存しすぎず、人間のムーブメントを見て感じましょう!
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No.4896  人物  女性  yama

【ピリカアートスクール】人物のデッサン 添削アドバイス【添削回数】6回目

【年齢】40代

【制作時間】5時間以上

【トレーニング内容】右脳トレーニング 雑誌などを見て同じように描いてみるなど

【描く力を身に着ける目的】様々なバリエーションのイラストが描けるようになりたい。

【気をつけたこと】あたりの取り方などがあまり分からないので、そのまま描くと激しくパーツがずれてしまう為、ある程度描いてはPC上で重ねて見返し修正するなどを繰り返して描きました。最後の方で少しだけデッサンの測り棒の使い方や、使う意味などに気づきましたが微妙な角度などになると、やはり測り方は分からないです。

【質問】髪の毛や、洋服の黒い部分などもっと黒いと思うのですが、これ以上強く塗ると紙を痛めてしまいそうで塗れませんでした。

真っ黒い部分はどのように塗ればよいのでしょうか。PC上で確認して修正するという方法を今回とってみましたが、このやり方を続けて良いのでしょうか。

どうぞよろしくお願い致します。

松原美那子
デッサン力を身につけるのに、一番の近道は、添削アドバイスを受ける事です。

ピリカアートスクールが一番上達できる理由とは?

ビジネスデッサン講座では、プロのデッサン講師による添削アドバイスを受けることができます。

添削アドバイスは、受講生の方同士がお互いに作品、添削アドバイスを共有し、モチベーションを高めあい、描く力を身につけて行く、上達への近道にして頂けたらと考えております。

人の作品を見ることももちろん勉強になりますが、自分の作品を添削されると、自分事として、見ることができるので一気に上達することができるようになります。

松原美那子
受講生から嬉しい感想を沢山いただいておりますが、その一部をご紹介いたします!
特に添削アドバイスを喜んでいただけていて、とても嬉しいです!

受講生
とても詳しく丁寧に添削していただいていると感じました。
自分では気づいていなかった点もアドバイスしていただき、とても勉強になったと思いました。
教材があることによって独学より、デッサンの勉強を継続しやすいと思いました。
動画などもあるので、とても分かりやすいです!

受講生
一人でやっているとなかなか何処をどうしたらよいか分からなかったが、 客観的なアドバイスをいただき参考になりました。

受講生
学校の授業は少なく本を買ってみたもののなにから練習すればよいのか、なにを意識すればよいのか具体的なことがわからなかったために受講しました。
実際に添削アドバイスを体験しましたがやっぱりなにをするのか教えてくれる。
それがすごくありがたいです。

では、ピリカアートスクール講師の添削アドバイスをご覧ください。

復習添削については、こちらの記事をご覧くださいませ。

添削いたしました  ピリカアートスクール矢野

ピリカアートスクールの矢野と申します。

yamaさんのデッサンを拝見しました。どうぞよろしくお願いいたします。

以前も女性モチーフの作品を添削させて頂きましたが、前回よりも形を正確に捉えられていますね!

鉛筆のタッチも繊細で美しいです。練習の成果が出てきていると思います。

ご質問内容に【PCで確認して修正するという方法を続けて良いのでしょうか】とありましたが、デッサンに大きな形の狂いがないのは、PCで写真と重ねて描かれたからでしょうか?

美大受験生などにはあまりオススメしませんが、仕事や趣味の範囲であれば、自分が取り組みやすい方法で形を見ていくのはアリだと思いますよ!

気を付けて頂きたいのは、便利な道具に依存しすぎないことです。

プレゼンや外でスケッチする際に、PCが手元にないと不安になってしまうのは良くないと思います。

デッサンは、自分で正確にモノを見る力や描く力を磨く訓練です。

道具はあくまでも補助として、形や色味などの確認に使いましょう。

道具や技法に頼りすぎると、デッサンが全体的にぎこちなく、少し硬い感じがする事があります。

大きな形の修正はPCで出来ると思いますが、細かい人間のムーブメント(動き)は自分でモデルさんを見て感じて、意識する必要があります。

その点に注意しながら上手に使ってみて下さいね!

リアルで自然な人物のイメージに近付けるために、基本的な人間の動きや構造の見方を勉強していきましょう。

前回の添削と似た内容も含まれるかもしれませんが、復習だと思ってチェックしてみて下さい。

まずは形を見ていきましょう

【ピリカアートスクール】人物のデッサン 添削アドバイス

デッサンを描く際、すぐに描き始めるのではなくモデルさんの動きをよく観察して下さい。

全体と各パーツの配置や傾きを確認すると分かりやすいと思います。資料1、2でセンターライン(縦の正中線)を引いてみました。

センターラインと交差する横線は左右のパーツの傾きを示しています。デッサンを拝見すると、目、鼻、口など個々のパーツは大変よく描かれていますね。

その分、細かい配置や角度が少しずつズレるだけで違和感に繋がるので注意しましょう。モデルさんは一見すると正面を向いているように感じますが、よく見ると頭部は左側へ傾いていて、顔は右側へ向いています。

センターラインを軸にして左右の目鼻立ちを見比べましょう。

yamaさんはかなり正確に全体のシルエットや形を捉えていらっしゃいますので、あとは細部のムーブメントを徹底的に調整してみて下さい!

目尻の位置、こめかみや頬など肌色の面積、左右の明暗差など、ほんの少しムーブメントが違うだけで、人の目は違和感を覚えます。普段は自然に見逃していることでも、デッサンを描くときは自分なりに強く意識して見る必要があるので、描けば描くほど観察力が磨かれていきますよ。

手を動かすのと同じくらいかそれ以上に、見る時間を大切に取り組んでみて下さいね!

次にトーンを見ていきましょう

yamaさんのトーンは1枚の絵画として見ると十分素敵なのですが、デッサンとしては、もう少し立体感を意識して頂きたいです!人体をシンプルな形の集合体だと考えてみましょう。

頭部は球体、鼻は三角柱、首は円柱、胴体は四角柱のように見ることが出来ると思います。

それぞれの厚みや奥行きを意識しながら、鉛筆のタッチを工夫してみて下さい。

例えば、デッサンでは首の付き方が解剖学的に不自然な感じがします。首は鎖骨のあたりまで円柱のような立体感があるので、資料3の円柱を実際に手のひらで触るイメージで鉛筆の線を重ねてみて下さい。

表面的な凹凸や陰影を細かく追いかけていると、そもそもの大きな形が曖昧になりがちです。ちなみに顔や首の陰影は、左側よりも右側のほうが少し暗くなっているので、そのあたりにも差を付けましょう。

細部だけを見るのではなく、全体と細部を交互に見比べることで、立体的なボリュームを表現しやすくなると思います。

質問についての回答

ご質問で【髪の毛や洋服の黒い部分はもっと黒いと思うのですが、これ以上強く塗ると紙を痛めてしまいそうで塗れませんでした。黒い部分はどのように塗ればよいのでしょうか】とありましたが、現時点でyamaさんは1本1本の髪を描写されていますね。

その描写と合わせて頭部全体の大きなふっくらとしたボリューム感を表現して下さい。

頭部という大きなボール(球体)があって、髪の毛はその土台の上に生えている付属品のようなものです。

yamaさんは繊細な描写力に秀でていらっしゃるので、まずはこの土台の立体感をしっかりと捉えていきましょう!

髪の毛の外側や表面に光が当たっていて、顔まわりや内側は暗く影になっています。この僅かな明暗差にも注目して、トーンを描き分けてみて下さいね。

参考までに資料3の上部にグラデーションを描いてみました。

【ピリカアートスクール】人物のデッサン 添削アドバイス

白色から黒色まで、グレーの色幅を3段階に区切ってあります。モチーフ全体の明暗を、大きく3段階くらいのトーンに分けて見ることが大切です。髪や服は濃いトーンの範囲内になりますね。

よく見ると、濃いトーン中にも明るい部分→中間のトーン→真っ暗なトーンという更に細かい色幅があることに気付かれると思います。

最初に決めた3段階のトーンの範囲内で細かい色幅を調整いかれると、どんどん濃くなることはないと思いますよ。

服は髪と違ってほぼ真っ黒で分かりにくいですね。

本来は服の下にある体の形を想像して描く必要がありますが、今回のモチーフでは首回りの服の形や、両肩の位置や曲線を正しく描写できれば十分だと思います。

これから他のモチーフを描く場合、トーンを乗せるときは基本的に光の方向を頭に入れておきましょう。

光と影の意識がないと、形を表現するときにトーンがバラバラになってしまいやすいので注意して描いてみて下さいね。

最後に、全体的にとても良い作品だと思います!^^

肌色と髪色との色の差も綺麗に描き分けられていますし、順調に上達されていて素晴らしいです。

人物画を勉強されるときは・・・

松原美那子
添削アドバイスの続きは、受講生サイトでご覧いただけます。
あなたの作品を拝見させていただくのを楽しみにしています!

どんどん上達している受講生の声はこちらをご覧くださいませ。

添削アドバイスを受けるとなぜ一気に上達できるのか?

その理由は、こちらの記事をご覧くださいませ。

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