【受講生デッサン添削】ipadで人物画を描いてみました

B!

松原美那子
ipadで描かれたデッサンの添削アドバイスをご紹介いたします。
ぜひ、参考にしてくださいませ。

No.4117  人物  女の子  Ohirune

【添削回数】1回目

【年齢】20代

【モチーフ番号】添付写真
【制作時間】20~25時間

【描く力を身につける目的】仕事でもっと早く、自然現象(?)を反映させた魅力的なイラストを描くため

【気をつけた事】ipadでデッサンをしてみたのですがまずツールに慣れること(ブラシの使い分け等)と、描けるところまで描いてみることを大切にしました。(最終的には最低限の手数で速く描けるようになりたいのですが…)

ほかに、ぼかして形をごまかさないようにすることを目標にしたのですが、顔の微妙な形の変化をうまく表現できず4,5回描きなおして時間がかかってしまいました。

まだ始めたばかりで教材もしっかりと目を通せていないのですが、今の実力を残しておけたらと思い投稿します。

【質問】
・肌、Tシャツ、背景が色に邪魔されて明度関係がよくわかりませんでした。色がついたものの明度を見極める方法はありますか?


No.4137  人物  人物・添削いたしました  ピリカアートスクール梨田

作品拝見致しました。とてもよく描けていると思います。

全体のまとまりもよく、ディテールもよく描きこんであります。

既に自分で修正点を見つけて、直していけるレベルにあるかと思います。

顔の微妙な形を書き直したとのことですが、とても魅力的に描かれていると思います。

基礎はできていると思いますので、オリジナリティを模索されている段階にあると思います。

多少のパースのズレはありますが、絵としてまとまっていますので、たいしたことではありません。(誤差程度です)

デジタルツールは使い込んで慣れることで、より身体感覚に近いレベルでの表現ができるようになるかと思います。

環境はiPad Pro 、Apple Pencil、Procreate(アプリ)でよろしかったでしょうか。

手書きの環境とは異なりますが、基本的には鉛筆ツールで下書きをしてから、その後ペイントツール各種で濃淡を、という作業工程で良いかと思います。

【色の三属性:資料2】色の三属性、色相、彩度、明度

【質問】
肌、Tシャツ、背景が色に邪魔されて明度関係がよくわかりませんでした。
色がついたものの明度を見極める方法はありますか?

【明度について】

明度の高低はある程度、色相、彩度からも判断できますが、デジタルのモチーフでしたら、グレースケールに変換してみるのがてっとり早いです。

またモノクロ写真をたくさん見ることで目は鍛えられます。

自分で撮影してみてカラー写真と比べてみるのもよいかと思います。

【明度の効果(面積効果)について】

明るいや暖色系の色は小さな面積より大きな面積の方がより明度と彩度が高く感じられます。

暗い色や寒色系の色は明度が低く感じられます。

また寒色系はより遠くに感じられるので、空間に広がりを与えます。

絵を描く際もポイントとなる部分に明度の高い色を使うと目を引きます。

また明度が高い色は軽く、明度が低い色は重く感じますので、

重量感の表現にも密接な関係があります。

【明度を見極めるために】

モノクロ写真をたくさん見ることで目は鍛えられます。

自分で撮影してみてカラー写真と比べてみるのもいいかと思います。

やはりデジタルのモチーフでしたら、グレースケールに変換してみるのがてっとり早いかと思います。

絵を逆さまにしてみたり、離れてみたり、目を細めてみたりするのも良い方法です。

色・形の概念から解放され、明度を見極めるのに役立ちます。

また、当サイト『デッサン力があがるグレースケールの作り方!スランプ時の活用方法とは』もご参照ください。モノクロへの色の置き換えに役立つと思います。

【効率の良い作業工程のために:資料3】

目標:最終的には最低限の手数で速く描けるようになりたい

おそらくデジタルツールでの作業を前提とされているかと思います。

ツールに慣れることはもちろんですが、作業工程を整理することで、やり直しの際に部分的にやり直すようにすると、効率が上がります。

具体的には、『レイヤーで作業を分割する』のが良いかと思います。

下絵の段階で、人体だけでも→「顔」「毛髪」「ボディ」(さらに細分化してボディ1、ボディ2など)

…例えば、毛髪の奥の方はボディに潜り込ませたり、などこまかく分けて描くと、重なりに干渉されず描けます。

一見手間のように思いますが、慣れると自然にできるようになります。

その上から(今回の場合)シャツ、ジャケットとレイヤーを分けて描いていきます。

このやり方のよい点は作業を分割できるだけでなく、ボディーなど見えないラインも描けるので、デッサンが狂いにくいところです。

アウトラインが描けたら、各アウトラインのレイヤーの直下層に塗りのレイヤー、(場合によってはその下のアウトライン レイヤーとの間にマスク レイヤーを作って色の重なりを隠します(マスクします))

顔のパーツだけでも特に目をしっかり描きたい場合は目のレイヤーだけをつくると、書き直しの際にもやりやすいです。

納得いくパートがかけた段階で、下のレイヤーと結合していきます。

 

【総評】

全体のまとまりがよいです。ディテールにもよく目が行き届いています。

既に一定レベル以上の技術はあるかと思います。

部分部分で目を見張る箇所がたくさんあります。

表情が多少モチーフと違いますが、とても魅力的に描かれてますので、良いと思います。

むしろ個性(作家性)だと感じました。

鉛筆画のデッサンの方が多い中、iPadでの投稿の方は当サイトでもまだ少ないかと思います。

「デッザン画」というとクロッキーよりのデッサンを意味する場合が多いですが、

タブロー寄りの(完成形に近い)デッサンになると思います。

さらにツールに慣れることでレベルアップされることと思います。

※Ohirune様は、今回「新プラン3」にて、ご受講いただいておりますので、復習添削をご提出いただくことができます。

同じモチーフをお描きいただき、こちらに再度掲載いただきましたら、再度復習添削をいたします。
どうぞ宜しくお願い致します。

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