走っている人を前から描くためには、どんなデッサン力が必要か?

B!

2018年も10日が過ぎました。
新しい年を迎え、今年の目標は決まりましたか?

 

私は「ゲーミフィケーション」という言葉を教えてもらったので、早速何かに取り入れたいと考えているところです。

 

ゲーミフィケーションとは、「日常生活の様々な要素をゲームの形にする」という意味なのだそうで、例えば、お店のポイントカードなどもその一つですが、ゲーム的な感覚で、夢中になって何かに取り組めるというアイディアです。

 

デッサンも通信講座で学んでいる皆さんが、モチベーション維持の為に、絵が描きたくなるような仕組が何か出来ないかなぁと、イメージを膨らませています♪(^^)

 

今年も1年、楽しみながらデッサンが上達できるよう、皆さんのサポートをさせて頂けたらと思っています☆彡

 

さて、新年第一号のご質問に、早速お答えして参ります!

 

質問です。
「走っている人の前から見たデッサンを描きたいんですが、なかなか上手く描けません。 コツはありますか?」

「走っている人を前から描く」というのは、確かに少し難しいですよね。

 

なぜ「難しい」と感じるかというと、それは横から見ている時よりも、空間的に奥行が深くなるので、パースを含めた空間の意識をしっかりと持てていないと、正確に表現できないからです。

 

例えば、頭部・肩・腕・腰・膝・足首の位置関係をパース(遠近法)を考慮しながら、「手前」と「奥」の違いを描き分けることが出来れば、迫力のあるカッコイイ絵に仕上がるのですが、バランスがうまく取れないと、違和感のある人物に仕上がってしまいます。

 

線だけで描く場合であれば、パースに沿って変化する形を表現しなくてはなりません。

 

線だけでなく、デッサンとして中身の形も描くのであれば、明暗を付けながら形(立体)を描き起こしていきます。

 

その為、アウトラインだけでなく、中身の形・構造・量感(ボリューム)も正確に理解し表現する必要がありますので、立体の見方も変わってきます。

 

よって結果的に「線」だけで表現する際にも、洗練された線が描けるようになります。

 

それから、同じ正面から描く場合でも、ポーズによって躍動感を感じられるかどうかが変わってきます。

 

上半身を真っ直ぐに起こした状態と、少し前かがみになった状態でも異なりますし、手や足をどの角度に持ってくるのかによっても変わってきます。

 

他にも、動き(ムーブメント)のある人物を描きたいなと思った時には、何度かドローイングをすることで、綺麗な線や形が見つけられるようになってきます。

 

どんな動きを表現したいのか、できるだけ具体的なポーズのイメージを持って描くことも大切ですね。

イメージが持ちにくければ、自分でそのポーズを実際にとってみると良いでしょう。

 

更に、ドローイングをする時には、アウトラインだけでなく、体の中心を通る中心線がどう変化しているのかを確認しながら描くと、安定感のある仕上がりになります。

 

描き方のセオリーとしては、このようなところに気を付けて頂きたいのですが・・・

 

バランスの狂いや、形の違和感は、なかなか自分で客観的に見ることが難しいので、作品を見せていただくことで、描き方の癖なども考慮しつつ、より具体的なアドバイスをすることができます。

 

個人個人で必要な補強ポイントが本当に違うので、ビジネスデッサンの受講生は個別アドバイスがデッサン力向上への近道です!

 

2018年新たな気持ちで頑張ってまいりましょう!(^^)/

1日10分でデッサン力を身につけるビジネスデッサン&スケッチ術
まったくの初心者からプロの漫画家まで受講している
感動するほど丁寧な添削アドバイスだから確実に上達する!
最新の記事はこちらから