【第49回 チャレンジデッサン】11月の課題です

【第49回 チャレンジデッサン】11月の課題です

松原美那子
この度は、チャレンジデッサンにお申込みいただきまして、ありがとうございます。

チャレンジデッサンは、課題のモチーフを描いて、作品として提出していただきます。

課題を描く際には、モチーフ画像を見ながら描いても、描き方の解説動画を見ながら描いても、どちらでも構いません。 また、実際にモチーフを用意し、自由に構図を組んで描いていただいても構いません。

【提出期限】までに、作品を描き上げて、メールでお送りください。

描き上げた作品を送ってくださった方には、ワンポイントアドバイス動画をお送りいたします。

参加する方には、皆さんに同じモチーフを描いていただきますが、それでも人それぞれに表現が違いますから、当然アドバイスの内容も違ってきます。

自分の作品へのアドバイスだけではなく、他の方の作品へのアドバイスを見ることは、自分の発想とは違う目線に気がつくことにもなり、大きな学びがあります。

ぜひ、参考にしていただき、良いなと思ったところは自分の作品にドンドン取り入れていってくださいね。

私も皆さんが描いたデッサンを拝見することは、「こんな描き方があるんだ」とか「色の表現がキレイだな」というように、新しい発見もあり、とても楽しいです。

是非、他の方の作品もたくさんみて、「描き方」だけでなく「デッサンの眼」を育てて行きましょう!

作品提出の期限

今回の提出期限は【11月27日 (水)】になります。ワンポイントアドバイス動画は、1週間以内を目処にお返しさせていただく予定です。

提出期限の日までに、作品を提出してください。

初心者の方でも、解説動画を見ながら、描けるようになっていますのでご安心ください。^^

作品送付時の注意点

申し込みのお名前、ニックネーム(希望の場合。ない場合はお申し込みのお名前になります)、描き上げるのにかかった時間、気を付けたポイント、難しかったポイントなどもできればご記入ください。

記入をしていただくことで、より詳細なアドバイスが受けやすくなります。

構図について

チャレンジデッサンは【構図】についても考えていただくため、構図を組むことにもチャレンジしていただきます。

作品を描くということは、いろいろなことを考えます。

例えば、身の回りのモノもモチーフとして「描いてみようかな」と思った時点で、真剣に形や色を観ることになりますが、これは何を描く時にも当てはまります。

「どの角度が綺麗かな?」

「光の当たり方はどうなっているのかな?」

「この質感はどうやると描きやすいかな?」 などなど、

モチーフをよく観察して、一番描いてみたいと思う位置を探すだけでも、「観るということ」を考えるきっかけになるのです。

それから、構図には正解がありません。セオリーはお伝えすることができますが、毎回の積み重ねの中で、「観ること」そして「自分の頭で考えて、感じたことを表現できるようになること」この部分の力をつけていただきたいと考えたことが、構図チャレンジをやってみよう!と思ったきっかけです。

なんとなく描くのではなく、「意思を持って描く」これが、表現活動をしていく上でとても大切なことになります。

すぐにできる人はそんなに多くはないでしょう。

ただ、せっかく一緒に学んでいる仲間がいるので、他の人の考えや、発想の源を知り、切磋琢磨していかれる場になれば嬉しいなという思いもあり、この企画を考えました。

モチーフのご用意が難しい場合は、いつものようにこちらで準備している画像をご覧いただきながら、描いてみてください。

しかし、もう一歩、「チャレンジしてみよう!」と思った方は、是非自分が「かっこいいな!」「描いてみたいな!」と思った構図で描いてみてください♪

今回の課題モチーフはこちらです!

松原美那子
今月は「チョコレート」です♪

スケッチ
食べたくなっちゃうニャ!

今月の課題は「チョコレート」です♪ 「面をみる・固有色を捉える」というテーマで選んでみました。

こちらをモチーフ画像にしたいと思います。

 

 

もう少し描けそうかな?という方は、こちらもどうぞ!

 

今回の注意点です

1. 形の正確さ

シンプルな四角形ですが、形を正確に描くことを意識してみましょう。視点によって微妙に角度がついているので、パースを意識しながら描くと自然な印象になります。奥に向かって少し狭まるように形をとることで、立体感がより感じられるでしょう。観察を大切にしてみてください。

2. 明暗の観察

立体感を出すためには、暗い部分にしっかりと濃いトーンをのせることが重要です。トーンをのせる際は、鉛筆を動かす方向にも注意しましょう。「面」の向きに合わせてタッチを入れることで、立体感がさらに際立ちます。

また、チョコレートの角や平面では光の当たり方が異なるため、明るい部分と影の部分のコントラストをしっかり観察し、描き分けてみてください。表面の反射によるハイライトを強調すると、質感と立体感がより引き立ちます。

質感の表現

側面の割れ目はエッジを際立たせ、滑らかで光沢が感じられる部分は微妙な明暗の変化を丁寧に表現してみましょう。また、テーブルに映る影も描き込むことで、全体の奥行きが増します。

 

固有色について

チョコレートの暗褐色は、鉛筆でしっかりと色をのせても大丈夫です。ハイライトとの対比を意識しながら、どれくらい暗くするかを調整し、トーンを重ねてみてください。

 

これらのポイントを意識しながら、是非描いてみてください♪^^

いつものように、「課題画像」をそのまま描いていただいてもOKです!が、、、

構図を組んで描きたい場合について。

今回は板チョコを割って組み合わせたモチーフになります。

「面」について学んでいただきたかったので、視点を下におき、側面がみえるように描くと良いかもしれません。

構図は自由に考えてみてください。

手のひらにのる小さなものでも、バリエーションが無限に広がることに気がつくかも知れません。

是非いろいろ楽しんでみてください♪

 

ご自分でモチーフを組む場合は、構図を組んだら、いろいろな角度から観察をしてみましょう。

そして、描き始める前に、サンプルのようなラフ画を描いてみて、絵にするとどんなふうに収まるのかを確認すると良いでしょう。

 

目で見ている時と、絵にしてみた時とで、感じ方が変わる場合もあります。

微妙な重なり具合なども、描いてみて気がつくことも多いです。

構図は無限です。「良いな」と感じるバランスを探しながら、楽しく描いていただけたらOKです♪

 

描き始めるまえに、軽くクロッキーを描いてみるのがおすすめです。

目の高さを変えたり、角度を変えたりしながら、写真で撮影してみるのも良いですね。

いくつか準備した構図の中から、「描けそうだな」「描いてみたいな」と思える構図を選んでみてください。

クロッキーとは短時間で描く下絵(アタリのようなもの)になりますが、画面の中での配置を確認するのに役立ちます。 通常描く前の下絵(クロッキー)は「エスキース」といったりしますが、エスキースは小さな紙に描くことが多いです。

その後、実際に描く際の紙のサイズは問いません。

モチーフを実物大で描けるくらいのサイズを推奨しますが、自分が描きやすい大きさを探してみても良いと思います。

「大きな形を捉えるようにする」とか、「細かいところの描写を頑張ってみる」とか、「トーンの色幅を増やすように描いてみる」「面でみるように頑張る」などなど、それぞれの課題に合わせて目標を設定していただいてもOKです♪

こちらで用意した参考画像以外に、自由モチーフを選んだ場合には、添削の参考にできるようモチーフの写真画像も合わせてお送りください。

また、提出の際には、注目した点や、目標などをコメント欄にお描きください。

 

描く前に、「どういう絵に仕上げようかな?」と少し考えてみる時間も持てるといいなぁと思います。

初めて描くモチーフは、どのように描けば良いのか分からないと、手が止まってしまうこともあると思います。

しかし「経験を積む」ということを重視し、今の自分でできる最大限を目指して、難しいと思うことにもどんどんチャレンジしてみていただけたらと思います♪^^

モチーフを組む時間がないよ、という方はいつものように課題でお送りしている画像をそのまま描いていただいても構いません♪

できる範囲で構いませんからコツコツ続けていきましょう。^^

 

皆さん状況がそれぞれですので、いつもの自分と相談しながら、「楽しい!」「やってみたい!」という気持ちを大切にしながら、選んでいただければと思います。

実際にモチーフ選びをしてみると、学べることが沢山あります。是非チャレンジしてみてください!^^

人数制限は特に設けていませんので、「提出日までに描けるよ〜」という方は、是非お申し込みください。

沢山の方のご参加をお待ちしていまーす★^^